2026年2月19日、DRONE SPORTSは、公共下水道の汚水管渠において延長1kmを超える区間を対象としたドローンによるスクリーニング調査を実施したと発表した。1回の飛行で最長1.3kmの連続撮影を行い、内部状況の確認に成功した。従来の手法では困難であった管渠の内部状況の可視化が可能となり、下水道点検業務の効率化と高度化への貢献が期待される。

写真:ドローンが撮影した下水道管渠の内部
ドローンによる下水道管渠内調査の様子

 今回調査した管渠は、2025年の八潮市道路陥没事故に端を発した国土交通省の全国特別重点調査対象であった。しかし管内環境や構造上の制約等により、既存の調査機器や目視調査では内部確認が困難だった。

 DRONE SPORTSは管渠内の長距離飛行に適したドローン「Rangle X」を開発。一般的なドローンは管渠内の飛行距離が数十~数百m程度であるのに対し、この機体は1回の飛行で1kmを超える連続飛行が可能である。今回の調査では、3つの区間においてドローンを飛行させ、1回の飛行で管内の連続的な映像撮影を行った。

区間管径延長
区間(1)φ2,600mm1.3km
区間(2)φ2,800mm0.7km
区間(3)φ3,000mm1.2km

 国内では、人手不足や機材面での制約により調査が進んでいない老朽化した下水道インフラが数多く存在すると考えられる。DRONE SPORTSは、インフラ点検のDX化を推進し、安全で安心な生活基盤の維持に寄与することを目指すとしている。