2026年1月14日、ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下、JIW)は、鉄塔点検の効率化と高度化を実現する鉄塔点検支援AIを開発したと発表した。これまでに500塔以上の鉄塔を対象としたドローン点検の実績を持つ同社は、道路・管路等のインフラ構造物における点検支援AIの開発ノウハウを活用し、鉄塔点検に特化したAIの開発を行った。
高度経済成長期に整備された社会インフラは老朽化が進行しており、点検・維持管理の重要性が高まっている。特に鉄塔は高所作業を伴うことから、作業員の安全確保や作業負荷の軽減が課題となっている。ドローンを活用した点検では、撮影した膨大な画像を人が確認・判定する必要があり、時間と労力を要していた。
鉄塔点検支援AIの特長
- 鉄塔特有の損傷に対応した検出機能
鉄塔部材における、赤さび、はがれ、透けといった損傷の検出が可能。 - 鉄塔種別に応じたモデル設計
赤白鉄塔、グレー鉄塔、亜鉛メッキ鉄塔に対応したAIを開発。 - 点検対象の検出を実現
鉄塔において点検を実施すべき対象を検出することで、損傷検出精度の向上を実現。重篤損傷の検出率は9割以上。
※重篤損傷とは、重篤度を4段階判定した際の上位2分類を指す。
※重篤度の判定基準はNTT西日本グループの鉄塔点検手法を採用している。
このシステムは、2026年度よりNTT西日本が保有する鉄塔の点検業務で実利用する予定となっている。JIWは今後、精度向上を目指すとともに、利⽤者視点に⽴ったUI・UXの改善を進めていく方針だ。
