2025年10月28日、レッドクリフは、D2Cが提供する分析プラットフォーム「docomo data square」を活用し、ドローンショーの広告効果や集客効果を可視化するサービスの提供を開始すると発表した。
ドローンショーを活用した広告・観光施策の効果をデータで可視化し、企業や自治体が戦略的に活用できる。分析結果を観光誘客や地域イベントの持続可能な運営モデルに発展させ、地域課題の解決を目指すとしている。
ドローンショーは、話題性や視覚的な演出としての側面が強く、実際の顧客行動や購買行動との関連を把握することは困難であった。このサービスでは、位置情報データに基づき来場者数を推定するほか、来場者の属性、購買行動を可視化する。
さらに、ドローンショーと二次元コードを組み合わせた「ドローンショーQR」を活用することで、サイト来訪ログの取得や来訪者属性の分析が可能となり、広告接触による態度変容をデータで示す。自治体主催のドローンショーでは、観光促進効果や地域内での消費行動の把握につなげる。
ドローンショーの広告効果計測には、NTTドコモが保有するデータを基盤とした分析プラットフォーム(docomo data square)を活用する。同社が保有する1億超(dポイントクラブ会員数、2025年6月末時点)の顧客基盤から、位置情報データや属性データ、決済データなど、オンラインとオフラインをまたぐ多様なデータを活用し、ドローンショーの実施場所周辺における来場者の推定とそれに紐づく分析を行う。
具体的には、ドローンショーを実施する時間帯の人流データを分析し、来場者数を推定するだけでなく、その人たちの属性(年齢、性別など)や、ドローンショー実施後の購買行動の変化などを可視化する。
このサービスにより、「誰が、どれくらい集まり、その後の行動にどう影響を与えたか」という具体的な成果をデータに基づいて把握できるようになり、ドローンショーを単なるエンターテインメントとしてだけでなく、広告媒体や地域活性化ツールとして活用することが可能になる。
レッドクリフは、このサービスを観光誘客やナイトタイムエコノミーの拡大に発展させるとしている。来場者の動線や消費行動を可視化することで、滞在時間の延長や宿泊需要の増加など、地域経済への波及効果を具体的に把握し、自治体や観光事業者、協賛企業がそれぞれの成果を共有できる持続可能な財源モデルの構築を目指す。
ウェビナー開催
新サービスの提供開始にあわせて、レッドクリフは「ドローンショーが変える広告と地域創生の未来」をテーマにしたオンラインウェビナーを開催する。
ウェビナーでは、サービスの詳細説明や実際の活用方法を紹介し、ドローンショーを活用したプロモーションや地域活性化の新たな可能性について話をする。
<開催概要>
| 開催日時 | 11月7日(金)、14日(金)、21日(金)、28日(金)11~12時 |
| 開催形式 | オンライン(Zoom配信予定) |
| 参加費 | 無料(事前登録制) |
| 対象 | 自治体・観光事業者・広告主・イベント企画担当者 ほか |
| 申込方法 | 以下URLより申し込み https://forms.gle/2VYzcBsKUXkKeki49 |
