2025年8月7日、水中ドローンや海底データソリューションを開発するSOLASTERは、経済産業省と日本貿易振興機構(JETRO)が主催する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム」(以下、GSAP)の2025年度プログラムに採択されたことを発表した。

 GSAPは、グローバル市場への展開を目指す国内スタートアップを対象とした支援プログラム。2025年度は「DeepTech」「AI」「Sustainability」「Industry 4.0」などのテーマで全国から計50社が選出された。

グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)2025

 SOLASTERは、製造・ハードテック領域の支援を行うIndustry 4.0コースに採択され、米国中部のアクセラレーター(LEAN ROCKET LAB、CENTREPOLIS Accelerator)による支援を受けながら、海外展開に向けた実践的なメンタリングやネットワーキング、PoC機会の提供を受ける予定だ。

 SOLASTERは、日本国内で自社開発する国産水中ドローン「SOLASTER ROV」および、海底のオルソ画像を生成する独自の画像処理技術「スクエアシステム」を提供している。ブルーカーボン関連調査や海洋インフラ点検など、多様な分野での活用が進む中、GSAPへの採択により北米市場でのパートナーシップ開拓や海外導入事例の創出を目指す。

 今後、現地投資家や事業会社とのネットワーク構築、マーケットフィードバックの獲得、実証プロジェクトの推進など、グローバルでの事業拡大に向けた取り組みを進めるとしている。

写真:国産水中ドローン「SOLASTER ROV」

プログラム概要

プログラム名グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)2025
主催経済産業省/日本貿易振興機構(JETRO)
形式ハイブリッド(オンライン+米国現地渡航)
期間3〜6か月(各コースにより異なる)
対象企業日本国内に本社を持つスタートアップ企業
提供内容・海外市場進出戦略に関する講義セッション(戦略、資金調達、マーケティング等)
・1on1での事業メンタリング
・ワークショップ、現地企業・投資家とのネットワーキング
・海外投資家向けピッチイベント(デモデイ)
採択分野(2025年度)AI/DeepTech/Sustainability/Enterprise BtoB/Manufacturing Tech & HardTech