マラリア・ノーモア・ジャパンは、2025年4月25日の世界マラリアデーに、ゼロマラリア奨励賞をSORA Technologyに贈ることを発表した。
ゼロマラリア賞では、「2030年までにゼロマラリアを達成する」という国際社会の目標に寄与する活動に取り組む、あらゆる分野の個人や団体を対象に表彰を行っている。
SORA Technologyは、マラリアを媒介する蚊の幼虫源管理(LSM)という革新的技術開発に向け、アフリカ各国で実証試験を実施し、学術的エビデンスの蓄積を進めている。今後その製品化と現地実装ができれば、ゼロマラリア達成に向けた新たなベクター・コントロール技術として補完的ソリューションの一つとなり、その将来への期待は高いと評価された。また、現地でのドローン・AI専門人材の育成に取り組むなど、社会課題解決を通じた現地雇用創成も行っており、その期待されるインパクトは大きいと評価され、今回の受賞となった。
同社は「今回の受賞は大きな励みであり、これからの道のりへの背中を押してくれるものです。これからもSORA Technologyは、マラリアに苦しむ人々が安心して眠れる夜を、一人でも多くの子どもが健康に未来を描ける明日を実現するために、テクノロジーの力で道を切り拓いてまいります」とコメントしている。
2025年度のゼロマラリア奨励賞の授賞式は、後日開催する。
SORA Technologyのコメント全文
このたびは、ゼロマラリア賞奨励賞という光栄な賞を賜り、誠にありがとうございます。アフリカでは、日常の中にマラリアのリスクが存在し、幼い子どもたちや妊婦の命を脅かしています。私たちSORA Technologyは、そうした現実を変えるために、最先端技術であるドローンとAI技術を活用し、感染リスクの可視化や蚊の発生源となる水域の特定など、先進的なマラリア対策の確立に向けた取り組みを進めています。
「宙から人の生き方に変革を」というミッションのもと、マラリアのない世界を築くという一点に向けて、私たちは仲間たちとともに、地域社会や国際機関と連携しながら取り組みを続けてきました。
今回の受賞は大きな励みであり、これからの道のりへの背中を押してくれるものです。これからもSORA Technologyは、マラリアに苦しむ人々が安心して眠れる夜を、一人でも多くの子どもが健康に未来を描ける明日を実現するために、テクノロジーの力で道を切り拓いてまいります。