2025年4月7日、アンリツとグループ会社のアンリツカスタマーサポートは、トラジェクトリーが石川県加賀市で実施した「4次元時空間情報基盤」(※1)を活用したドローン飛行実証において、電波環境および通信品質測定に寄与したことを発表した。
同実証は、トラジェクトリーが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/3次元空間情報基盤に関する研究開発」において、地域の通信品質・電波強度の空間IDによる管理およびエアリスクを考慮したルート作成を研究、検証するもの。
アンリツとアンリツカスタマーサポートは、同実証において加賀市上空の電波環境および通信品質を測定した。ドローンの飛行には無線通信を使用するため、飛行ルートには安定した無線通信環境が必要となる。
※1 4次元時空間情報基盤:異なる種類の4次元時空間情報(地上、空中、地下等のあらゆる空間に存在する地物、事象、移動体等の空間上の特定の地点または区域の位置や時間を示す情報および同情報にひも付けられた情報)を簡易に統合・検索し、軽量に高速処理できる仕組みとして、異なる基準に基づいた4次元時空間情報であっても一意に位置を特定できる4次元時空間IDを検索キー(インデックス)として導入し、鮮度の高いさまざまな4次元時空間情報を高速に自動的に結合することや、簡単に検索することができるようにする仕組み。運用者の異なる複数の空間情報システム、カタログシステム、認証基盤、リポジトリ等から構成される。