デジタルハリウッドは、Digital Hollywood Robotics Academy(デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー)において、ドローンで撮影した映像作品を対象とした「Drone Movie Contest 2025」を開催する。

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 今年で10回目となる同コンテストは、「Japan Drone 2025」の企画の一つとして開催されるもので、各方面からドローンの映像作品を募り、映像の新しい可能性を示していくことを目指している。

 ドローン映像を通じて美しい景色や施設が発信されていく場として、またそれらを魅力的な映像として創作できるクリエイターの発信・発掘の場として2025年も開催する。ドローンによる映像を集めて公開することで、ドローンのポジティブな事例を増やしていくことを目的としている。

 募集するのは、ドローンで撮影した映像が50%以上かつ3分以内の映像作品。2024年のコンテストでは、きれいな景色だけでなく、ストーリー性を高めたものやメッセージ性の高い作品、ホラー作品など、制作者の創造力と作りこみを感じる作品が受賞している。

 作品の応募締め切りは、2025年5月7日。

2024年の受賞作品

Drone Movie Contest 2024 グランプリ受賞「天つ神が見た景色」
大沢 忍 氏 制作

Drone Movie Contest 2024 審査員特別賞受賞「奥秩父の盟主 霊峰金峰山」
大沢 忍 氏 制作

Drone Movie Contest 2024 審査員特別賞受賞「ずっとそこにいる」
春名 星 氏 制作

Drone Movie Contest 2024 審査員特別賞受賞「Magic Love Letter」
松本 稔 with 愉快な仲間たち 制作

コンテストのポイント

  • 安全運航体制
     航空法や電波法、道路交通法、各種ガイドラインなど、国内の法制度を守ったうえで、安全に飛行させた状態での撮影が必要。海外で撮影した映像の場合は、現地の法制度に基づいて撮影が行われている必要がある。危険な撮影が行われた場合は、審査の対象外となる。映像作品として著作権や肖像権が順守されていること、撮影地の許諾が取れていることが前提となる。
  • ジャンルは問わない
     審査のため映像は3分以内で、映像の50%以上をドローンで撮影すること。応募者の自由な発想を促すために、ジャンルは設定していない。
  • ドローン業界等で活躍する審査員
     審査員は、ドローンに関する有識者のほか、映像分野の専門家、日頃ドローンの情報を発信しているメディア関係者など、さまざまな視点から審査できるよう選定している。ドローンのコンテストであり、同時に映像のコンテストとして、作品としての美しさだけでなくカット割りやストーリー性、演出面も含めて総合的に審査する。

応募要項

【審査対象】

  • ドローンで空撮をした3分以内の動画作品
  • 作品時間の50%以上をドローンで撮影している
  • 撮影地および被写体の撮影許可が取れており、一般に公開が可能

【審査基準】

  • JUIDAの安全ガイドラインを満たした撮影を行っている
  • 映像作品としての芸術性や、技術的な先進性などを審査ポイントとする。作品のジャンルは問わない。差別的な表現や、危険な撮影手法などがある作品は審査の対象外とする
  • 映像作品として著作権や肖像権が順守されていること

【審査プロセス】

  • 作品投稿(2025年4月~5月7日)
     YouTube等の動画投稿サービスに作品を投稿
     ウェブサイトの応募フォームにURLとともに連絡先などを記載して応募
  • 作品応募締め切り
     2025年5月7日まで
  • 予備審査(2025年5月中旬)
     審査基準を満たしているか事務局で予備審査を実施
  • 作品審査会(2025年5月中旬)
     審査員がファイナリスト作品を選定
  • ファイナリスト発表(2025年5月下旬)
     上位作品(5~7作品)をファイナリスト作品としてウェブサイトで発表
  • 授賞式(2025年6月4日)
     Japan Drone 2025の特設ステージで入賞者を発表

「縦ショート動画部門」の応募要項

 10回目の開催となる今回は、特別企画として「縦ショート動画部門」を新規で開設する。この部門はスマートフォンで視聴することを前提とした縦動画を対象とした部門で、昨今ドローンでも縦動画の撮影が可能になってきた点も踏まえて新設した。

【応募要項】

  • ドローンで空撮した15~60秒の動画作品を審査対象とする
  • 縦動画を対象とし、9対16のアスペクト比で制作しているもの
  • 作品時間の50%以上をドローンで撮影している
  • YouTube等の動画共有サイトにアップロードし、応募フォームよりURLを事務局に送付
  • 撮影地および被写体の撮影許可が取れており、一般に公開が可能な作品
  • 著作権、肖像権を侵害していないこと


▼Drone Movie Contest 2025
https://ra-drone.dhw.co.jp/contest/