ACSLの米国子会社であるACSL, Inc.は、コロラド州に拠点を置くHensel Phelps Construction(以下、Hensel Phelps)と、現地時間2025年1月27日に、建設業界におけるドローン技術の導入と活用に向けた戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結した。
世界のドローン市場では経済安全保障や環境配慮に関する政策が加速している。米国ではNational Defense Authorization Act(NDAA)によって、ロシア製や中国製のドローンの政府調達が禁止されている。ACSLは、セキュアで多用途かつ高性能な小型空撮ドローンの需要の高まりに対応するため、2023年1月にカリフォルニア州に米国子会社を設立し、2024年1月より米国において小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」を販売開始した。2024年10月には、販売代理店のExertis AlmoからSOTEN500機を受注している。
今回MOUを締結したHensel Phelpsは、1937年創業の米国の総合建設会社。空港や政府関連設備等、大規模建設事業を幅広い領域で手掛けている。今後、Hensel Phelpsのフィードバックや業界ノウハウをACSL製品開発に取り入れ、またHensel Phelpsは建設現場にACSL製品を試験的に用いるなど、ドローン活用に向けた取り組みを協力して行っていく。