エアロセンス、石川県輪島市でドローンによる豪雨被害の状況確認支援

　エアロセンスは、2024年9月26、27日、石川県輪島市でドローンを活用した豪雨による被災状況確認の支援活動を実施した。

　この支援活動は、国土交通省が佐藤工業に復旧作業を要請し、同社からドローンによる状況確認の協力依頼を受けたもので、主に石川県輪島市打越地区の土砂により通行不可となった道路の復旧に向けた状況確認が目的。9月21日、石川県が輪島市に災害対策本部を設置後に調査協力の要請を受け、現地に赴き数日後に調査を行った。

活動を行った石川県輪島市打越地区

　打越地区では豪雨により多数の土砂崩れが発生。複数の家屋が倒壊し、道路が寸断された。エアロセンスは、マルチコプター型ドロ－ン「エアロボPPK」と、垂直離着陸型固定翼ドローン（VTOL）「エアロボウイング」を活用し、およそ30ヘクタールの地域を上空から撮影した。

　撮影した写真から画像解析処理クラウドソフト「エアロボクラウド」でオルソ画像や点群などを作成し、同画像データを被害状況の詳細として佐藤工業に提供。工事計画・見積もり、発注者との打ち合わせなど、今後の復旧作業に活用される。

　また、今回の調査では土砂被害が広範囲で人の立ち入りが困難な場所も多く、長距離飛行が可能なVTOL型ドローンが作業効率と安全面で有効であることを確認した。

土砂崩れにより通行不可となった道路

ドローンで点検を行った地域（約30ヘクタール）のオルソ画像（上）と拡大画像（下）。赤枠が土砂崩れにより通行不可となった道路

【支援概要】