国土交通省では、ASV(小型無人ボート)や、いわゆる海のドローンとして活用が期待されるAUV(自律型無人潜水機)、ROV(遠隔操作型無人潜水機)等による沿岸・離島地域の課題解決を推進している。同省は、これら海の次世代モビリティに期待される役割やポテンシャルについて理解を深めるセミナーを、2023年3月20日(月)に開催する。

 このセミナーでは、「令和4年度海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業」の成果報告や有識者による講演、機材開発者や海洋利用者を交えたパネルディスカッションを行う。

 セミナーは会場参加とオンライン配信のハイブリッド形式で、参加費は無料。参加には事前申し込みが必要で、締め切りは3月13日(月)17時まで(先着順)。

開催概要

日時 :2023年3月20日(月)14:00~17:30
開催方式 :会場 + Zoomを用いたオンライン配信のハイブリッド形式
会場 :AP東京八重洲7階
定員 :500名(会場100名、オンライン400名)※先着順
主催 :国土交通省(受託事業者:みずほリサーチ&テクノロジーズ)
参加費 :無料(事前登録制)

▼申込ページ (みずほリサーチ&テクノロジーズ)
https://www.mizuho-rt.co.jp/seminar/info/2023/ocean/index.html

プログラム

1. 開会

2. 基調講演
「AUV戦略について」
内閣府総合海洋政策推進事務局 参事官 川口悦生氏

3. 令和4年度に実施した実証実験の成果報告

移動・輸送における活用
群島状である東京ベイエリアにおける分散型モビリティとしての「渡し舟ロボット」の活用実証実験事業
(炎重工)
自動運転船舶ロボットによる『アート&レストランロボット』の実用化実験
(竹中工務店)
水産業における活用
持続可能な漁場育成のための自律型海洋ロボットシステムを活用した海の可視化
(加太漁業協同組合)
ROVを用いた大型へい死魚の効率的な回収方法の検討
(マリン・ワーク・ジャパン)
多様な対象物の点検における活用
「AUV-ASV連結システム」を用いた洋上風力発電設備の海中部点検
(海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)
高精度音響位置決め技術を基盤としたROVによる浮体構造物や船の水中部分の調査・検査の実現
(ディープ・リッジ・テク)
ASV及びROVを活用した迅速な航路異物の把握
(FullDepth)

4. パネルディスカッション

「海の次世代モビリティ」による海洋産業の発展に向けて
【モデレーター】
 神奈川大学海とみなと研究所 中原裕幸氏
【パネリスト】
東京大学 巻俊宏氏
海上技術安全研究所 篠野雅彦氏
日本財団 桔梗哲也氏
神戸市 中村歌奈子氏
FullDepth 吉賀智司氏
マルハニチロ 大場邦夫氏

5. 総括