2022年12月28日、スカイピークは、2022年12月5日より施行された無人航空機操縦者技能証明制度に伴い、国家資格取得に係る講習業務を実施する「登録講習機関」として登録されたことを発表した。

 登録講習機関の種類は、「一等無人航空機操縦士 講習機関 回転翼航空機(マルチローター)飛行方法の限定解除(目視内飛行、昼間飛行)」と、「二等無人航空機操縦士 講習機関 回転翼航空機(マルチローター)飛行方法の限定解除(目視内飛行、昼間飛行)」。

 改正航空法の施行により、有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)が解禁されるとともに、「操縦ライセンス制度」が開始された。国家資格取得に係る講習業務実施が可能な企業として登録されたことで、今後は同社が開催する国家資格取得コースの修了審査に合格することで、指定試験機関での実地試験が免除される。

 スカイピークは産業実装に向けた教育・人材育成を軸に事業を展開してきた。全国で多数の講習実績を保有しており、講師と現場両方の知見を有する認定パイロットが指導を行う。原則屋外の飛行訓練により実践的な講習環境を用意。また、講習テキストは図解やイラストを多数採用している。

 今後同社は、レベル4飛行の実現と社会実装に対応できる次世代人材の育成・輩出を軸に事業展開を行い、新制度における登録講習機関としての講習業務だけでなく、目視外飛行を実現するオペレーターの育成や3D地図のさらなる活用、地域企業との連携などにも取り組むとしている。