2021年9月9日、救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(以下EDAC)は、リアルグローブと共同で、過疎地域等におけるドローンを活用した物流実用化事業の実証実験を実施すると発表した。熊本県南小国町にてドローンによる物資搬送を行い、ドローンの位置情報等を役場内から遠隔でモニタリング連携する。

Hec-Eyeを活用した情報連携イメージ

 南小国町とEDACは、2017年に「ドローンを活用したまちづくり協定」を締結しており、町内の様々な産業において、ドローンおよびドローン映像等の遠隔情報共有システム「Hec-Eye」の利活用を推進している。
 この実証実験では災害時の物流配送を想定して、孤立集落避難所に医薬品、医療品をドローンで配送する。また、同町に導入されているHec-Eyeを活用し、配送しているドローンの映像や位置情報等のモニタリングを行う。

 なおこの事業は、環境省「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業」の採択を受け実施するもので、物流におけるCO2排出量削減や人口減少・高齢化に伴う労働力不足、地域の物流網維持、防災・減災等の課題を解決し、社会変革を同時に実現するため、物流の脱炭素化・低炭素化に資する先進的な設備導入、取り組みを実施することを目的としている。

実証実験について

開催日時 :2021年9月17日(金)13:15〜14:45
フライトは、片道10〜15分程度の予定。
※当日の天候により延期の可能性あり。

実施場所 :南小国町自然休養村管理センター(南小国町役場向かい)

飛行ルート :南小国町自然休養村管理センター前駐車場~波居原体育館 約3.2Km
※離着陸地点は変更の可能性あり。

使用機体 :エアロセンス「エアロボウイング」

飛行ルート
Hec-Eyeを活用した遠隔でのドローンの映像、位置情報確認イメージ
エアロボウイング(使用機体)