2020年8月27日、A.L.I. Technologies(以下A.L.I.)は、商船三井が代表を務めるコンソーシアムのメンバーとして、無人運航船の普及を目指すプロジェクト「MEGURI2040」に参画することを発表した。

 本プロジェクトは、日本財団が実施する「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」(※1)で、5つのコンソーシアムが2021年度までに無人運航船の実証実験を行うものである。それぞれのコンソーシアムが無人運航船の普及を通じて海運領域での技術革新、物流や社会基盤の変革を目指し取り組んでいく。

 A.L.I.は、ドローンの開発技術、運行管理のノウハウを提供し、ドローンを用いたヒービングラインの岸壁投下などの係船支援技術の開発を行う。そして、内航海運業界の喫緊の課題とされているヒューマンエラーによる海難事故の撲滅と、船員不足常態化・船員高年齢化に対応するため労務負担の軽減や問題解決に貢献していく、としている。

参考リリース

※1 日本財団:世界初、無人運航船の実証実験を開始(2020年6月12日)
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200612-45056.html

・商船三井:始動!自律化実現への実証航海 ~日本財団と無人運航船の実証実験にかかる技術開発助成契約を締結~(2020年6月15日)
https://www.mol.co.jp/pr/2020/20036.html