2019年7月10日、A.L.I. Technologies (以下、A.L.I.) は、ヤンマー株式会社とコニカミノルタ株式会社が出資するファームアイ株式会社と全国規模での農業センシング(※)に係るドローンソリューションに連携して取り組んでいくことを決定したと発表した。

農業向けドローン市場は、2024年までに760億円まで拡大する成長市場

農業向けのドローンサービス市場は、2018 年の 175 億円から 2024 年まで年率+28%で伸び、760 億円まで拡大することが見込まれているなど、農業領域でのドローンの活用は社会実装が最も進んでいる領域となる。(出典:インプレス総合研究所 「ドローンビジネス調査報告書2019」)

ファームアイ社の農業センシングソリューションにA.L.I.の操縦士ネットワークを活用

ファームアイ社は、ヤンマー株式会社とコニカミノルタ株式会社の出資により、農業リモートセンシング・サービスを推進する事業会社として設立され、これまで数多くの農業向けのセンシング及び画像解析サービスを提供している。
他方で、A.L.I は、全国 2,000 人近くのドローン操縦士ネットワークと各種用途向けのオリジナルドローン機体を有しており、現場でのオペレーションのノウハウも有している。今後、同社はファームアイ社と連携することで、ドローンを活用した農業センシング・サービスを一挙に全国展開し、効率的な農業ソリューションの普及に努めるとしている。

※ センシングとは、センサー(感知器)などを使用してさまざまな情報を計測・数値化する技術の総称をいう。