2019年5月31日、リベルダージは、農薬や種蒔きだけでなく除草剤や殺虫剤、融雪剤等の散布※1が可能な「農業散布ドローン」の提供を開始し、機体販売と共に操縦に必要な応用ドローンパイロット(農業)育成講習や機体サポート、操縦代行サービス等の関連サービスを提供開始することを発表した。

※1リリース時点では液剤のみ。 粒剤については今年中に対応予定。

<<以下、プレスリリースより引用>>

農業散布ドローン の必要性

 日本においては農業をはじめとする第一次産業は高齢化によって従事者の減少が懸念されている。その中でも農業散布業務は、炎天下の中で何日も10kg以上の散布機を担いで散布作業をしなければならないという過酷な作業で、同時に身体的リスクとそれに伴う収穫リスクを包含する作業でもある。

 農業散布ドローンは作業を容易にすると共に、それらのリスクも取り除くことが出来るために非常に注目されている。

農業散布ドローン「FLIGHTS-AG」

 FLIGHTS-AGは農業散布ドローン未経験者でも安心して利用できるように安全に配慮した機能を搭載した農業散布ドローンである。

活用のメリット

農薬散布の作業時間を短縮
 1haあたり約10分と、農薬散布の作業時間を大きく短縮。軽トラックはもちろん、軽自動車にも乗せられるコンパクトサイズで、持ち運びが楽に行える点もFLIGHTS-AGの特長である。

 従来の防除作業と比べ、準備や片付けの所要時間を大幅に削減。騒音も気にせず、撒きたい時間に作業ができ、小回りの利く特性を活かして中山間部での散布も可能。

リーズナブルな価格と維持費を実現
 従来の農薬散布ドローンの機体価格は約120万-350万円ほど。「ドローンを活用したいけれど、価格で断念。」といった農家にも導入できるように、本当に必要な機能の絞り込みや徹底したコスト削減により大幅な機体価格の低下を実現。

 アフターフォローに関しても、ユーザーのニーズに合わせて選べるサポートプランを用意する。

重労働からの解放
 防除作業において一般的に利用されている噴霧器を使用した場合の身体的負荷は、噴霧器そのものの重量に薬剤の重さを加えると30g-60gになる。

 また地域によっては40度近くまで気温が上昇する真夏日の作業となる。FLIGHTS-AGを活用することで重労働による身体的負荷が軽減される。

ビジネス向け講習管理団体「ドローンビジネスアカデミー(UBA)」によるサポート
 産業用ドローンは一般の民生用ドローンと違って殺傷能力のある大型ドローンになるため、安心・安全のためには確実な操作スキルが求められる。

 「ドローンビジネスアカデミー(UBA)」では産業用ドローンにおける熟練インストラクターによる講習を提供して、農家に安心・安全に農業散布ドローンを操作してもらえるように、リーズナブルな操縦代行サービスによって人手不足な農家の負担も軽減するようなサポート体制を提供していく。

利用の流れ

製品およびサービス価格

農業散布ドローンサービス紹介URL:http://www.liberdade.co.jp/drone-services/agriculture-drone/

応用無人航空機操縦士(応用ドローンパイロット)育成コース

農業散布ドローンを操縦するために

 農業散布ドローンは通常の民生用ドローンに比べて大型で操作が難しいため、事故に注意する必要がある。当然ながら、事前に必要な飛行形態での技能を習得し、飛行許可が取れていることは安心・安全なドローンの飛行においては絶対条件となる。

 法人向けのドローンビジネスサポートを主体とするリベルダージのドローンライセンススクールでは、農業散布ドローンを安全に飛行するために、専用の応用無人航空機操縦士(応用ドローンパイロット)の育成コースを用意している。

 ここでは機体のメンテナンスから操縦、自動飛行に至るまで習得することが可能である。

 実際に飛行する際には、パイロットだけでなく安全運行管理者も必要となるため、最低でも2名は応用ドローンパイロットを現地で育成しておく必要がある。ドローンパイロットの育成が難しい場合は、散布作業の操縦代行サービスもあるため、それを活用することもできる。

 また、同様に飛行させるために飛行許可を取得する必要もある。これについても飛行許可申請代行サービスもあるため、それを活用することもできる。

ドローン操縦代行サービス参考価格表紹介URL:http://www.liberdade.co.jp/drone-services/