(出所:資料をもとにせりぽよが図表を制作)

 ドローン操縦における所有者及び使用者は、それぞれ意味が異なる。

ドローン操縦における所有者とは

 所有者はドローンを所有している個人又は法人・団体を指す。ドローンを個人が所有する場合は管理している個人が所有者となる。一方、リース契約でドローンの貸与を受ける場合、リース会社(機体を提供する側)が所有者となる。これと同様に、レンタル契約でドローンの貸与を受けている場合はレンタル事業者が所有者となる。

 機体登録済みのドローンを処分・売却する際は、所有者移転手続きや登録抹消を行わなければならない。なお、法人が所有者として登録する場合は支店ではなく、本店または主たる事務所を登録する必要があり、1機ごとに登録を行う。

ドローン操縦における使用者とは

※クリックで拡大(出所:資料をもとにせりぽよが図表を制作)

 使用者は、機体を日常的に使用・管理し、使用責任・管理責任を有する個人または法人のことを意味する。機体登録では1人または1団体の所有者に対して複数の使用者を登録可能。リース契約時は所有者がリース会社であり、使用者はリース契約を申し込んだ側(貸与を受ける側)だ。ただし、レンタル契約の場合は所有者・使用者それぞれがレンタル会社となる。

 レンタル契約を除き、所有者と使用者それぞれで法人番号が違う場合は所有者・使用者も異なる。例えば、A社が所有者となるドローンをB支店が日常的に使用・管理している場合は法人番号が同じであるため、使用者はA社B支店ではなく「A社」となる。ただし、A社の子会社C社が日常的に使用する場合は法人番号が異なるため、所有者はA社で使用者はC社となる。