2026年8月12日、ドローンショー・ジャパンは、同社がスポンサーを務める16歳の高校生FPVドローンレーサー・山本悠貴選手と同年8月にスポンサー契約を更新(再契約)したと発表した。

 山本選手は、米国で開催された世界最大級のドローンレース国際大会「MultiGP International Open」においてTeam Racing優勝、個人全体順位5位という成果を残したほか、国内最大級のレースシリーズ「JDL Round4」のプロクラスで完全優勝を果たした。

 FPVドローンレースは、操縦者がドローンに搭載されたカメラ映像をゴーグルで確認しながら操縦するモータースポーツ。最高速度150km/hに達する高度な技術を要する競技で、「空のF1」とも呼ばれる。日本国内ではジャパンドローンリーグ(JDL)を中心に競技が発展している。

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米国・国際大会「MultiGP International Open」でチーム戦優勝・個人5位

 2026年6月10日~14日に米国・インディアナ州で開催された「MultiGP International Open」(13カ国・約200人出場)において、トルコ・ドイツ・中国の選手とチームを組み、Team Racing(チーム戦)で優勝。個人トーナメント(個人全体順位)においても昨年2025年の9位から順位を伸ばし、5位という結果を残した。

 Team Racingは1ラウンドが4レースで構成され、各チーム1レースにつき1人ずつ出場する(同じ選手が2回出ることは不可)。各レースの着順がチームの得点となり、4レースの合計ポイントで勝敗が決まる。一方、個人全体順位はTeam Racingとは別の競技で、予選結果からトーナメントを組み個人でレースを行い、大会全体での順位を決定する。

 山本選手は、「プレッシャーに押されながらもチームメンバー全員がパフォーマンスを発揮することができた。世界の舞台で優勝することができ嬉しい」と喜びを表した。個人トーナメントについては「クラッシュをしないことを第一に、1本飛ばすごとに自分の飛びをアップデートしていくことができた。この調子を次のレースにも活かせるよう頑張る」と意気込みを語った。

写真:4人の選手
山本選手(左)とチームを組んだ海外選手

国内最大級「JDL Round4」プロクラスで完全優勝

 続いて2026年7月11日・12日に山形県東根市で開催された、国内最大級のFPVドローンレースシリーズ「JDL Round4」のプロクラスに出場し、予選1位・アタックポイント1位・総合1位の完全優勝を達成した。

写真:症状とトロフィー、ドローンを手にした3人の選手

 JDLは、年間7戦を全国各地で転戦する形式で開催。クラスはノービス(初級者)、オープン(初級~中級)、エキスパート(中級~上級)、プロ(認定上級者)の4つに実力別で分かれ、有効ポイント制で年間チャンピオンを決定する。今回1位を獲得したアタックポイントは単独飛行での最速タイムを競う枠で、決勝の着順ポイントとは独立して集計する。

 山本選手は、「狙っていた結果を出せて本当に嬉しい」「世界のトップ選手と戦った経験が生き、緊張する場面でも落ち着いて飛ばすことができた」と振り返っている。

山本悠貴選手プロフィール

 2010年3月23日生まれ(16歳)。東京都出身。Racing Team BRIDE所属。2024年の世界大会「FAI World Drone Racing Championship」に日本代表として出場し、日本代表チームとして世界3位を達成。WTW全国大会では2連覇を果たした。現在はFAI World Drone Racing Championshipで日本代表として活躍している。

写真:山本悠貴選手