エアロセンスは、東京都が推進する東京宝島事業の一環として、2024年10月に採択された「東京宝島チャレンジプロジェクト」において、日本航空(以下、JAL)の協力を得ながらドローン物流航路の構築を進めている。
2024年度の東京宝島チャレンジプロジェクトにおいて、エアロセンスのVTOL型(垂直離着陸型固定翼)ドローン「エアロボウイング」を活用した島しょ間の活性化に向けた提案が採択された。プロジェクトを開始して以来、式根島に2人、新島に1人を配置し、以下の取り組みを進めている。
- 有事を想定した定期パトロールやモニタリング。
- 島の環境維持と改善を目的とした森林、海洋、密漁などの監視や調査。
- 島の魅力を訴求するためドローンによる俯瞰映像を撮影・編集し、YouTube等を通じて配信。
島しょ間の物流は、船舶の維持費用の増大、船価高騰による減船・減便等が課題となっている。ドローン物流の実装の期待が高まる中、各諸島間でエアロボウイングを活用し、行政間の交換便、処方箋、郵便物などのドローン物流の事業化に向けて取り組みを進めている。物流航路の構築後は、エアロボウイング(AS-VT02K)で軽量の運搬物から物流運用を開始する。現在試験中の10kgまで積載が可能で、積載時の最長飛行距離が120kmの大型ドローン(AS-H1)も今年度中に運用を開始する予定だ。
JALは、式根島、新島、利島、神津島の4島間の物流航路構築に向け、主に以下の役割を担う。
- ドローンを安全に飛行するための物流航路の整理。
- 地形・気象・通信環境・船舶動線などを踏まえた運航条件の整理。
- 運航判断基準、緊急時の対応、代替着陸地点の検証、緊急連絡体制、運航管理・安全体制支援。
- 飛行計画ガイド、関連マニュアル、標準運用手順書の整備。
エアロセンスは宝島プロジェクトで事業を開始して3年目となる。今後、物流事業が軌道に乗り次第、他の伊豆諸島の島々への拡大を検討するなど、島しょ間の活性化を図るため積極的に取り組みを進めるとしている。
