大阪芸術大学短期大学部は、2024年に新設した「ドローンクリエイターズコース」の集大成として、学生自身がデザイン・エンジニアリングを手掛けた「卒業制作ドローンショー」を、2026年2月10日に実施した。プロのドローンチームとの産学連携により、次世代のクリエイター育成と地域社会への新しい文化体験の提供を実現した。

写真:LED搭載ドローンで夜空に描かれた大阪芸術大学短期大学部ロゴ

 デザイン美術学科内に新設したドローンクリエイターズコースでは、ドローンの国家資格である二等無人航空機操縦士を取得したうえで、空撮や動画編集などを習得し、作品を制作する。

 今回のドローンショーは単発のイベントではなく、同コース1年生の授業でドローンショーの仕組みを学び、演出デザインや当日の実施作業など作品発表として自ら制作に関与した。一部の2年生は卒業制作の展示作品とは別にドローンショーの演出を制作した。

 松井信博特任准教授の指導のもと、ドローンショー運営企業のルーカスドローンの協力により、学生はデザイン制作だけでなく飛行制御やエンジニアリングなど、ドローンショーの成立に必要となる実践的な内容を半年にわたって学習。事故を防ぐための責任感や、最新テクノロジーを芸術に昇華させるプロセスを体系的に習得した。

 ドローンショーは伊丹学舎の芝生広場で開催され、地域住民にも無料で開放された。当初は2026年2月11日の開催を予定していたが、天候の影響を受けて前日の2月10日に前倒しして実施した。1年生11人(3グループ)と2年生2人が参加し、安全管理を徹底した上で本番に臨んだ。

 前半の学生作品では64機のドローンにより、重なり合うハートから変化するクローバーや、月の満ち欠けを披露した。さらに、短大の象徴である「カモメ」に加え、近隣の伊丹空港にちなんだ「滑走路と飛行機」など、地域性を活かした多彩なモチーフを夜空に描いた。続く2年生の卒業制作作品では、カメラの形からシャッターを切って写真になるまでの過程を表現した。

写真:LED搭載ドローンで夜空に描かれた四つ葉
写真:LED搭載ドローンで夜空に描かれた月
写真:LED搭載ドローンで夜空に描かれたカモメ
写真:LED搭載ドローンで夜空に描かれた飛行機

 後半は、ルーカスドローンによる300機のドローンを使用した約11分間の特別上演を行い、「大阪芸術大学短期大学部」のロゴが夜空に浮かび上がった。当日はYouTubeでも生配信を行い、現在もアーカイブ動画として公開している。

学生作品(64機)(大阪芸術大学短期大学部YouTubeチャンネル)
特別上映(300機)(大阪芸術大学短期大学部YouTubeチャンネル)

「卒業制作ドローンショー」開催概要

タイトル卒業制作ドローンショー
日時2026年2月10日(火)
会場大阪芸術大学短期大学部 伊丹キャンパス上空
主催大阪芸術大学短期大学部
協力ルーカスドローン