2026年9月17日、DJIはアップグレードされたソフトウェア無線(SDR)プラットフォームを基盤とした新しい映像伝送システム「DJI SDR Transmission 2」を発表した。
価格は単品5万3,790円、コンボが10万2,630円(いずれも税込)。同日よりDJIオンラインストアや認定販売店で販売を開始する。
DCI 4K/60fps 10-bit HDR、最大50Mbpsのビットレート、35msの低遅延、最大4kmの伝送範囲により、プロフェッショナルグレードのモニタリング体験を提供する。複数のデバイスの信号が交差する混雑した撮影現場でも高いパフォーマンスを発揮する。
DJIのプロフェッショナル向けRonin製品のRSジンバル、Ronin 2、Master Wheels2と互換性を持つ。
軽量ボディに統合されたトランスミッター/レシーバーデザイン
トランスミッターとレシーバーの一体型設計により、各トランシーバーユニットは現状に応じて素早く切り替えが可能。事前にトランスミッターとレシーバーの比率を計画する必要がなくなり、機材の利用効率を大幅に向上し、絶えず変化する撮影現場ニーズに柔軟に対応する。
メインユニットの重量は約136gと軽量で、ハンドヘルドスタビライザーへの負荷を軽減し、幅広いカメラやシネマカメラに搭載できる。オプションの拡張プレートを搭載することで、SDIポート、HDMI動画ポート、4つのUSB-Cポートを利用可能。主流のシネマカメラ向けにSDIメタデータのパススルーに対応する。カーマウントなどの屋外環境では、オプションのケージがデバイスを保護するほか、豊富な取り付けポイントとケーブル脱落防止設計を備えている。
1台のトランスミッターで8台をコントロール、シームレスなマルチカメラ連携
1台のトランシーバー(TXモード)で最大8台のトランシーバー(RXモード)と接続でき、それぞれで遠隔制御が可能。HDモニタリングニーズを満たすだけでなく、設定をリモート調整してカメラを操作することも可能だ。
大規模な制作では、最大5台のトランスミッターと40台のレシーバーを同時運用でき、複雑な撮影現場環境でもマルチカメラの映像信号を4K画質で分配する。
効率的な周波数管理と高い干渉耐性
新しいAuto Channel 2.01により、DJI SDR Transmission 2ユニット同士が互いを認識して周波数帯を割り当てるため、手動による周波数設計の手間を軽減。精度の高い周波数スキャンの読み取りとチャンネル競合診断と組み合わせることで、現場の環境に応じて周波数をシームレスに切り替えることができる。
近距離で複雑な干渉が生じている環境下でも、同一セット上で稼動する複数のトランシーバー(TXモード)のグループは、安定した映像伝送を維持する。
次世代SDR
DCI 4K/60fps、10-bit HDR、H.265動画を最大50Mbpsのビットレートで送信し、豊かなディテールと滑らかな色調変化を実現する。複数のカメラ間で一貫した画質を保ちながらハイライトとシャドーを描き出す。
最大4kmの映像伝送に対応し、スタジアムから山間部まで、さまざまな環境で安定した伝送リンクを確立する。さらに、車両間の難易度の高い撮影や、FPVドローン撮影にも対応する。
遅延を35msに抑えることで、モニタリングやフォーカスプル、ジンバル操作などの遠隔操作にもレスポンスよく応える。
高速フィード切り替えとモニタリングツール
再起動や切断、検索、再ペアリングといった従来の周波数設定プロセスが不要。トランシーバー(RXモード)もしくはRoninアプリをタップするだけで複数のカメラフィードを切り替えることができ、現場での作業時間を短縮する。
トランシーバーは、SDI、HDMI、DP経由でプロ向けモニターへ超高精細かつ低遅延の動画ストリームを出力できるほか、USB-Cを介してスマートフォンやタブレットに接続することで、安定した高ビットレートのモバイルモニタリングを実現する。
DJI Roninアプリは、LUT、フォーカスピーキング、波形、フォルスカラーなどの主要なモニタリング支援ツールにも対応。さらに、互換性のあるカメラに対するPTP制御に対応しており、絞りやシャッター速度、ISOの確認および調整、アプリを介した写真撮影と動画撮影のトリガーを行うことができる。CEC制御対応カメラでは、バーチャルメニュー機能も利用可能。
