日本ドローンスポーツ連盟とVISIONOIDは、長崎空創祭実行委員会として、2025年11月29日、長崎県佐世保市・ハウステンボス南側特設エリアで「長崎空創祭2025」を開催する。
固定翼型VTOL(垂直離着陸)ドローンレースを中心に、次世代教育プログラムや大規模ドローンショーを組み合わせた「空の地域創生」をテーマに実施するもので、その内容は「空の産業およびサービス」「空のエンターテインメント」「地域創生」で構成される。
- 固定翼型VTOLドローンレース「VTOL-1」
大型固定翼VTOL(垂直離着陸)ドローンによる高速周回レース。 - スペシャルドローンショー
数百機のドローンが夜空に描く光の演出。 - ドローン産業展示会
産業・行政・技術連携の10~20社程度の展示・体験ブースを設置し、地元行政や企業・子どもたちにドローン産業のポテンシャルを伝える。 - 飲食ブース×インフルエンサーによるコラボライブ配信
長崎の名物グルメや地元飲食店が出店する飲食ブースエリアを設置し、「食」を通じた地域の魅力を発信する。また、インフルエンサーを招いてグルメ食レポや出展企業インタビューなどを行い、会場からライブ配信する。リアルタイムでイベントの臨場感を全国に届け、SNS拡散による認知拡大と長崎への観光誘致を促進する。
【イベント概要】
| イベント名 | 長崎空創祭2025 ~海から空へつなぐ、長崎の未来~ |
| 日程 | 2025年11月29日(土)10:00開場、20:00終了予定 |
| 会場 | ハウステンボス 南側特設エリア(長崎県佐世保市) |
| 来場者数(想定) | 約1万人 |
| 入場料 | 無料(ハウステンボスの入場には入場料が必要) |
| URL | https://japandronesports.com/kusosai/ |
長崎県はかつて海軍造船や重工業の中核として発展し、近年は航空機部品の供給や技術者の輩出を通じて空産業の土台を築いてきた。一方、現在は人口減少や若年層の県外流出といった課題を抱えている。
こうした状況の中、同県はドローンサミットの開催や新技術実装連携“絆”特区に指定されるなど、空産業の社会実装に取り組んでいる。長崎空創祭は、離島が多い地理的特性や、海洋・造船で培った技術基盤をもとに、観光・教育・産業をつなぐ新しい地方創生モデルを構築する試みとなる。固定翼VTOLドローンレースや教育体験、ドローンショーを通じて、「空で地域を再びつなぎなおす」未来像を発信する。
一過性のイベントではなく、地域の産業・教育・観光をつなぐ「空の交差点」として、年ごとにスケールと意義を進化させる。最終的には、空産業の中心地となるブランディングを行い、持続可能な地域資産の確立を目指す方針だ。
| STEP.1 2025年 | 県内企業・自治体・教育機関による「空×地域」の第一歩 |
| STEP.2 2026年以降 | 日本全国規模の企業・行政と連携し、社会実装フェーズへ |
| STEP.3 (将来) | “空=長崎"のブランドを形成し、継続可能な地域資産に |