2025年10月3日、国土交通省は、上下水道施設のメンテナンスの高度化・効率化に資するデジタル技術をまとめた「上下水道DX技術カタログ」に、AIやドローン、非破壊の地盤探査技術など45件を新たに掲載し、内容を拡充したと発表した。

 上下水道施設の老朽化や管理に精通した熟練職員の減少などが進む中、将来にわたり上下水道サービスを提供し続けるためには、デジタル技術を活用し、メンテナンスを高度化・効率化させる上下水道DXの推進が重要となる。

 国土交通省では、デジタル技術の導入を後押しする観点から、「上下水道DX技術カタログ」を2025年3月より公開している。

写真:上下水道DX技術カタログの表紙
(出所:国土交通省)

▼上下水道DX技術カタログ
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/watersupply_sewerage/jyouge_dx/index.html

▼新規追加した技術一覧(PDF)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001913785.pdf

 また、カタログに掲載されている技術のうち、「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」が取りまとめた第2次提言で示した高度化・実用化すべき技術等(※1)に該当するものを以下に分類している。

▼カタログ掲載技術のうち「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」第2次提言にて示された高度化・実用化すべき技術等に該当するもの(PDF)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001913786.pdf

※1 管路内調査の無人化・省力化技術、大深度空洞調査技術、大口径管の管厚・強度測定技術、センシングによる継続的なモニタリング技術。