2025年8月19日、愛知県は、2025年9月24日・25日に開催する「第4回ドローンサミット」で実施するプログラムを発表し、特設サイトで来場者の募集を開始した。
同県は、ドローンや空飛ぶクルマといった次世代空モビリティの早期社会実装や基幹産業化に向け、あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」を推進している。
今回のドローンサミットは過去最大の展示会となり、ドローンや空飛ぶクルマの関連事業者に加え、自動車産業を始めとした愛知県の事業者も多数出展する。また、先進的に取り組む自治体や事業者によるシンポジウム、港湾や橋梁点検、物資輸送などさまざまなドローンのユースケースを想定した屋外デモフライトも実施する。
第4回ドローンサミット概要
| 開催日時 | 2025年9月24日(水)・25日(木)9:45~17:00 |
| 開催場所 | ポートメッセなごや第1展示館(C・Dホール) 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-1 |
| 開催体制 | 主催:愛知県、経済産業省、国土交通省 協力:名古屋商工会議所、中部経済連合会 |
| 来場者登録 | 登録開始:8月19日(火)10:00から |
| 入場料 | 無料 |
| 登録方法 | 特設サイト内の来場者登録ページ |
| 特設サイト | https://dronesummit.pref.aichi.jp/ |
実施プログラム
1. シンポジウム
開会式や基調講演、次世代空モビリティの活用に先進的に取り組む自治体の発表、機体メーカーによる最新の開発概況の報告、他産業からの次世代空モビリティ分野への新規参入事例の紹介など、さまざまな講演やパネルディスカッションを計13セッション開催予定。
2. 展示会
ドローンサミット過去最大の135者・団体が出展する。次世代空モビリティに関連する事業者に加え、自動車産業等愛知県の事業者が多数出展する。あいちモビリティイノベーションプロジェクトからもブース出展を行う。
3. 屋外デモフライト
会場に隣接する中央緑地公園等で、港湾や橋梁点検、物資輸送、農業支援などさまざまなドローンのユースケースを想定した計6機のデモフライトを実施する。
【Prodrone】
空中ドローンと水中ドローンが一体となった水空合体ドローンによる港湾点検を実演。
【AirKamuy】
滑走路を用いない、開発中の防水段ボール製VTOLドローンが湾内を旋回する。
【Suzak・クエストコーポレーション】
畦畔(けいはん)除草塗布ドローンによる畔や法面の除草剤塗布作業を実演。
【SkyDrive・アイシン】
可搬型FC発電機の中継地点までの配送等、山頂までのリレー方式での資材搬送を想定した飛行を実演。
【三信建材工業・NTT e-Drone Technology】
画像解析技術を活用して、壁面の模擬ひびわれ・損傷の点検を実演
【三菱重工業】
災害時等の物資輸送を想定し、中型無人機(全長約6m)による荷下ろしを実演。
4. 商談イベント
来場者と出展者が交流できるよう、特設サイトを通じて事前に出展者とコンタクトが可能。会場内には商談スペースを用意する。同時開催する「エアロマート名古屋2025」に出展する航空宇宙産業等との交流機会も期待される。
5. ステージイベント・屋内デモフライト
ステージでは、STATION Aiや名古屋銀行が企画するマッチングイベント、出展者による製品・技術等のプレゼンテーションを実施する。また、会場内にもデモフライト会場を設置し、出展者からドローンの製品・技術PRを実演する。スケジュールなどの詳細は決まり次第特設サイトで公表する。
同時開催イベント
| 名称 | エアロマート名古屋2025 |
| 内容 | 国際的な航空宇宙産業に関する商談会 |
| 開催時期 | 2025年9月24日(水)〜26日(金) |
| 開催場所 | ポートメッセなごや第1展示館(A・Bホール) |
| 主催 | advanced business events/BCIエアロスペース |
| 共催 | 名古屋商工会議所 |
| 特別共催 | 愛知県、名古屋市、長野県、静岡県、三重県、岐阜県、あいち・なごやエアロスペースコンソーシアム |
| 後援 | 日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、コンポジット・ハイウェイ・コンソーシアム、中部航空宇宙産業センター(C-ASTEC)、グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会 |
| URL | https://www.aeromartnagoya.com/index.php/ja/ |
