東京メトロ、銀座線外苑前駅で警備ロボットの検証試験

　東京地下鉄（以下、東京メトロ）は、ニシヤマ、SEQSENSE協力のもと、2025年9月8日から23日の期間、銀座線外苑前駅において警備ロボットの有効性の検証試験を実施する。

　多くの利用者の往来が予定される「東京2025世界陸上競技選手権大会」が国立競技場で開催される期間に、開催場所へのアクセス駅である同駅に警備ロボットを設置することで、警備強化および利用者に対する円滑な案内等の有効性を検証する。

　主に「見せる警備」として音声アナウンス等による犯罪の牽制抑止や、人目につきにくい場所でのセキュリティレベル向上、音声や電光掲示板による利用者への情報提供等の効果を期待している。

　検証試験では、自律移動型警備ロボット「SQ-2」（SEQSENSE社製）を、同駅構内の各改札口に1台ずつ配置し、立哨・巡回等の警備を行う。また、同ロボットは「人」や「障害物」を認識して自動回避する機能や、周囲の人へロボットの存在を知らせる安全対策音、ロボット走行中の足元ライト点灯による注意喚起等の機能を実装している。

　SQ-2は、3次元センサー技術・自己位置推定アルゴリズム・リアルタイム経路計画アルゴリズムを駆使することで高度な自律移動を実現しており、独自の3D LiDARによる警備対象物件の詳細な3次元マッピング、歩行者をはじめとした動体検知、環境の変化を検出する。

検証試験概要

実施場所：銀座線外苑前駅コンコース（青枠内）