11月2日、プロフェッショナルドローンレーシングチームのRAIDEN RAICNG(以下、RAIDEN)は、世界ドローンリーグ「Drone Champions League」(以下、DCL)が展開する「World Championship」「Woman's Cup」両リーグで、チーム初となるシーズンランキング首位を獲得したことを発表した。
「DRONE GRAND PRIX LAAX, SWITZERLAND」(2021シーズン 第3、4戦目)
DCL2021シーズンの第3、4戦目は、第2戦目から3ヶ月の延期期間を経て、10月30日、31日 現地時間11:00 UTC(日本時間20:00)に、スイスのヨーロッパ最大級のスキーリゾートLAAXで開催された。試合は、PS4やXbox One、Steamでプレイ可能な「DCL The Game」を使用してオンライン形式で行われた。同大会はDCL公式Twitchチャンネルで4ヶ国語で同時配信され、2日間で42万回の視聴数となった。
World Championshipの第3戦目、RAIDENは予選(Round Robin)2位で決勝ラウンドに進出し、XBlades Racing(イギリス)との対戦で2位となったが、翌日の第4戦目では予選1位で決勝ラウンドに進出し、Quad Force One(アメリカ)との戦いを制して今シーズン二度目となる1位を獲得した。
年間ランキングでは、前節までポイントランキングで同点となっていた、過去4年連続首位のXBlades Racingに50ポイントの差をつけて、チーム初となるシーズンランキング1位となった。今大会では前節からの大会延期の影響を受けてルールの一部に変更があり、特に2日間の連戦かつ大会用に準備された新トラック(各大会2トラック、計4トラック)でのレースは厳しい連戦となった。
今年新設された女子リーグ「Woman's Cup」は、第4戦目でシーズン2位のXBlades Racingに敗れて2位となり、連続優勝記録は3でストップしたが、第3戦目では1位を獲得した。
その結果、年間ランキングでは前節から変わらず2位のXBlades Racingに100ポイント差をつけたままシーズンランク首位をキープ。シーズン第4戦目を終えて、RAIDENは「World Championship」「Woman's Cup」両リーグでシーズンランキング単独首位を獲得した。
DCL2021のシーズンクライマックスとなる第5戦・最終戦は、世界遺産である万里の長城で、11月27、28日に開催される予定だ。
ドローンレースに限った話ではありませんが、精神面はパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。今回、首位に立ったことで我々が一瞬でも守りにはいれば、絶対王者イギリスXBlades Racing、3位につけるアメリカQuad Force Oneはそれを見逃しません。まだシーズンの途中であり、あくまでも途中経過に過ぎない。RAIDENはまだ未冠のチーム。何も変わりない。ということを改めてチーム全員が意識し、これまでと変わらず淡々と準備を行い、チャレンジャーとして次戦クライマックスに望んで参ります。引き続き、応援のほどよろしくお願いします。