2021年1月5日、ドローンワークスとJFEコンテイナーは、水素燃料電池ドローンに搭載可能な小型の高圧水素用複合容器を開発し、高圧ガス保安協会(KHK)の事前評価委員会での審査を経て経済産業大臣の特別認可を取得したことを発表した。

 両社は「水素燃料電池ドローンにおける高圧ガスの安全に関するガイドライン」に適合した水素燃料電池ドローン用の小型の高圧水素用複合容器を開発。2020年12月に大臣特認を取得し2021年1月から水素燃料電池ドローンの飛行が可能になった。

 水素燃料電池ドローンに搭載される高圧水素用複合容器は、高度150mからの落下事故発生時でも高い安全性を確保するため、経済産業省の水素燃料電池ドローンにおける高圧ガスの安全に関するガイドラインに準拠した「高圧ガス保安協会の特定案件事前評価」と「経済産業大臣の特別認可」が必要となる。

 水素燃料電池ドローンは、従来のバッテリー型ドローンやガソリンハイブリッド型ドローンと比較して、環境性能、飛行時間および積載量の能力拡大が可能である。また、ドローンだけでなく、陸上や水上など様々な場面での活用が想定されているモビリティの水素燃料電池化にも適用可能な技術であるという。