2020年4月13日、建設業向けCADメーカーの福井コンピュータは、3次元計測機能を強化した測量CADシステム「TREND-ONE Ver.4」を、2020年5月26日(火)にリリースすることを発表した。

TREND-ONE Ver.4

 測量業務や土木施工業務における出来形観測などにおいて、UAVによる写真測量やレーザスキャナー(TLS)を用いた3次元計測が広く利用されてきている中、最近ではUAV搭載型レーザスキャナーも普及し始めている。今回リリースされる最新版では、2019年度に国土地理院が行った「UAVレーザ測量の精度向上、作業効率化に資する技術開発」の検証で得たノウハウを活かし、UAV搭載型レーザスキャナーを用いた成果作成への対応と、2020年3月に改訂された「公共測量作業規程の準則」への対応が行われている。

主な新機能

1. UAV搭載型レーザスキャナーを用いた公共測量マニュアル対応

 飛行・計測諸元計画表、調整用基準点・検証点・コース間検証箇所配点図、調整用基準点明細表、UAVレーザ計測記録簿、最適軌跡解析記録簿(Tightly Coupled方式)、コース間検証精度管理表、オリジナルデータ均一性検査表、調整用基準点検証精度管理表(標高)、調整用基準点検証精度管理表(水平位置)、検証点明細表、点検測量結果精度管理表(検証点・標高)、点検測量結果精度管理表(検証点・水平)

2. SfMソフト連携対応

 Bentley社「ContextCapture」
 Pix4D社「Pix4Dmapper」

3.「公共測量作業規程の準則」の一部改正(2020年3月)対応

※ 1および2は「UAV/TLS計画成果」(オプション)での対応。

リリース日

 2020年5月26日(火)

価格(税抜)

 測量CAD:450,000円
 UAV/TLS計画成果(オプション):300,000円