2019年10月31日、センシンロボティクスは、同社が提供する『SENSYN FLIGHT CORE』の技術が、ソフトバンクのドローンサービス『SoraSolution』に採用されたことを発表した。

 『SENSYN FLIGHT CORE』は、特別な知識や技術がなくてもドローンによる業務自動化を簡単に実現させる総合プラットフォームである。フライトプラン・実績データの一元管理、複数機での同時飛行や様々なメーカーのドローンへの対応、UTM(*1)への接続など、業務の自動化に不可欠な拡張機能を備えている。

*1 UTM:無人航空機管制。Unmanned Aerial System Traffic Managementの略。

 ソフトバンクの『SoraSolution』は、『SENSYN FLIGHT CORE』が有する機能で「飛行プランの連結」と「画像自動仕分け機能」が実装されている。ドローンの操作に慣れていない人でも簡単に点検業務を行うことができる。点検ルートごとにドローンの自動航行の設定ができ、さらに設定したルートを一括で飛行させることができる。撮影データはクラウド上で一括管理ができ、点検の振り返りができるため、作業者の見落とし・ミスの低減・点検の負担軽減を実現する。

<利用想定シーン>
 鉄塔、陸橋、ダム、ビル、工場、高層施設などの定期点検業務が必要な箇所、高所での作業が必要な箇所

 センシンロボティクスは、ドローンを中心としたロボティクス技術と先進技術を組み合わせた業務用ソリューション事業を展開してきており、「自動化・汎用化」をテーマに、設備点検・災害対策・警備監視の3領域でサービス提供を行っている。センシンロボティクスはこれまで高い専門性が必要とされていたドローンの業務運用を簡易化し、あらゆる作業を自動化できるサービスの提供を実現すべく取り組んでいく、としている。

▼SENSYN FLIGHT CORE
https://www.sensyn-robotics.com/solution/sensynflightcore