インプレス総合研究所は、新産業調査レポート『ドローンビジネス調査報告書2020【インフラ・設備点検編】-本格化するドローンの現場実装と今後の展望-』を、2019年9月19日(木)に発売(予約受付中)する。(https://research.impress.co.jp/drone_infra2020

 高度成長期に整備されたインフラは老朽化が進んでおり、適切な維持管理のためにも点検作業が急務である。その一方で、技術者不足への対応や、インフラ点検にかかるコスト増大を抑えることが課題となっている。そのような中、着実かつ効率的な点検を行い、インフラや設備の維持管理を継続していく手法のひとつとして、近年、ドローンの活用が注目されている。

 これまでソーラーパネルや屋根点検といった分野でドローンの活用が進んでいた。2019年度は基地局鉄塔、プラント、船舶、橋梁など様々な分野でドローンの現場実装が進み、商用化・実用化フェーズへと突入している。また、小型ドローンや屋内飛行が可能なドローンの登場により、下水道管の中など今までドローンによる点検が行えなかったフィールドでも動き出している。今後もドローンを活用した点検市場は広がり続けていくことが予想される。
 同研究所では、インフラ・設備点検分野がドローンを活用したビジネスにおいて、最も市場が大きいと見込んでおり、2024年度には1,473億円に達すると推測している。

 同調査報告書は、点検分野でドローンを活用するために必要な情報を整理しつつ、ドローンビジネスの現状と今後の展望までを分析している。点検分野に参入を検討しているドローン関連事業者、インフラや設備を所有・管理する企業がドローンの活用を検討するための情報が網羅された報告書である。

点検分野ごとのフェーズ

構成・各章の概要

 第1章の「インフラ・設備点検におけるドローンの役割とビジネスモデル」では、インフラ・設備点検分野におけるドローンの役割や効果、プレイヤー、ビジネスモデルなどをまとめている。

 第2章の「産業分野別のドローンビジネスの現状と課題」では、「橋梁」「トンネル・洞道」「ダム」「送電網」「基地局鉄塔」「ソーラーパネル」「屋根」「ビル壁面」「下水道」「プラント」「風力発電」「建築物設備」「船舶」「その他」の14分野についてドローンを活用したビジネスの現状と課題(分野特有の課題、技術課題、社会的課題など)、ドローン活用のメリット、市場成長性などを分析している。また、今後のインフラ設備点検市場で注目すべき動向もまとめている。

 第3章「各省庁の動向」は、インフラ・設備点検市場の動向を理解するうえで重要な、国土交通省、経済産業省、総務省、内閣府の動向をまとめている。

 第4章「海外の先進事例」は、インフラ・設備点検分野における海外のドローン活用の現状と先進的な企業14社の動向を解説する。

調査報告書の詳細

書 名 :ドローンビジネス調査報告書2020【インフラ・設備点検編】
著・編 :青山 祐介、野々下 裕子、インプレス総合研究所
発行所 :株式会社インプレス
発売日 :2019年9月19日(木)
価 格 :CD(PDF)版、ダウンロード版 85,000円(税別)
     CD(PDF)+冊子版 95,000円(税別)
判 型 :A4判
ページ数:162ページ

詳細、予約は下記より。