2019年9月15日、ドローン・ジャパンは、業務活用での期待が高まっている“飛ばない”ドローンのエンジニア養成を強化した「ドローンソフトウェアエンジニア養成塾 第8期」を、2019年10月27日に開塾することを発表した。

 ドローン・ジャパンは、JapanDronesとの協働事業として、2016年5月より「ドローンエンジニア養成塾」を開催してきた。

 世界のドローンオープンソフトウェアコミュニティ「ArduPilot」のなかでも初期よりエンジニア養成にとりくみ、これまで200名を輩出してきた、ドローンソフトウェア開発者育成に特化した人材育成事業である。

 各産業においてドローン利活用シーンに現状不足、今後ますます需要が見込まれるソフトウェア開発・カスタマイズを担えるドローンオープンソフトウェアエンジニアが、日本発信で育成している。

Randy Mackay氏 ドローンソフトウェアエンジニア養成塾塾長/Japan Drones 代表取締役社長

 “飛ばない”ドローンである自律型のローバー(地上走行)・ボート・サブマリン型ドローンは、より高機能なものが低価格で展開されており、自動での搬送、各種作業、監視、調査、センシングなどの業務での活用への期待が高まっている。その高まりの中で、エンジニアの育成は機体製造会社、サービス提供会社、ユーザー企業においても、喫緊の課題となっている。この課題の中で、第8期では、“飛ばない”ドローンのエンジニア養成を追加強化するカリキュラムにしたという。

 座学セミナー・ドローン機体自作製作・学び創ってみた自動航行の運行を通じ、活用・開発ノウハウを「ArduPilot」で学ぶことにより、実践的なドローンの技術体系、特にドローンソフトウェアのフレームワークと開発技術を習得する機会を提供する。