2019年9月3日、Dron é motion(ドローンエモーション)は、リョービツアーズとの特別限定企画として備中松山城&吹屋ふるさと村を巡る 岡山空撮バスツアー2日間」を開催することを発表した。

現存12天守のひとつ備中松山城をドローンから撮影

 同企画は地元 高梁市の協力のもと、貴重な史跡である備中松山城と吹屋ふるさと村でドローン空撮を堪能することができるツアーである。「空撮をする楽しみ」はもちろんだが、現地ガイドの歴史解説とともに史跡をドローンで俯瞰することで地域の歴史をより深く理解することもできる。ドローン空撮だけでなく高梁市の観光も楽しめる企画となっており、夜は吹屋でのべんがら灯籠を眺めながらの角打ちディナー、帰りには特産ピオーネ狩りを予定している。

 また、ツアー中は日本各地の城郭や史跡を空撮してきたドローンエモーションのパイロットが城や史跡を撮影するコツや安全管理の手法をレクチャーし安全に高品質な空撮映像を撮影する技術を学ぶことができるほか、参加者が撮影した映像は高梁市の観光PR映像やリョービツアーズの映像素材として提供し、地域の魅力発信ツールとして活用される予定だ。

企画背景

 昨今、ドローン空撮は地域の魅力的なコンテンツ発信ツールとして注目される一方、航空法(空域・飛行方法)や民法(土地の管理者の許可)の規制により飛行させることが難しい環境にある。
 そのような中で、地域を代表する貴重な史跡で空撮指導者、歴史解説者のもとで空撮ができることは個人のドローンユーザーにとって稀有な機会であり、さらに、現存天守を持つ備中松山城や重要伝統的建造物群保存地区である吹屋で空撮は貴重なものである。
 今回は自治体等のドローン空撮の観光PR活用のニーズと協力のもと、ドローンエモーション計画・運営による安全管理体制構築により実現した。地域のPRと旅行者の楽しみを両立させた同企画は、地方の新たなる魅力を発掘する新たな試みになるだろう。

ツアー概要

・出発日 :2019年9月28日(土)
・旅行代金:100,000円(税込)
・主 催 :リョービツアーズ
・協  力:高梁市
※その他詳細なツアー情報は下記URLを参照。
http://www.ryobi-tours.jp/wp-content/uploads/2019/09/dron_0902.pdf

講師が直接指導しながらドローン空撮を楽しめる
吹屋でべんがら灯籠を眺めながらの角打ちディナーも開催!

備中松山城について

 現存12天守のひとつ。山城に残る天守は唯一のもので、白い漆喰塗りの壁と黒い腰板のコントラスト、空の青に映える美しい天守がみどころ。自然の巨大な岩盤の上に気づかれた何段もの石垣や高さ10m以上の巨大で切り立った岩壁がそびえ、昔日のつわものたちが舌を巻いた“難攻不落の名城”の面影をうかがい知ることができる。

空撮 参考:お城情報WEBメディア 城びと「お城を空からみてみると。」https://shirobito.jp/article/832

※要無料会員登録
※ドローン空撮映像と歴史学者 小和田泰経氏の解説を見ることができる

吹屋ふるさと村について

 石州瓦と土壁の赤い町並みで知られる重要伝統的建造物群保存地区。江戸期に銅山町からベンガラ巨大産地として発展し繁栄を極めた歴史的建造物や町並みが今に残り、映画のロケ地としても話題。

※ベンガラは、古くから陶器や漆器、また防虫、防腐の機能性から家屋の外壁塗装(ベンガラ塗)として使用されており、工業用としてはゴムやプラスチック等の着色、塗料やインキ等にも用いられている。

空撮プラットフォーム『そらチケ』について

 ドローンエモーションが運営する『そらチケ』は“「個」の発信力を活用して地域の魅力を発掘する”をコンセプトに、地域のドローン絶景地とドローン愛好家をマッチングするプラットフォーム(2018年11月リリース)。空撮は地域の魅力的なコンテンツ発信ツールとして注目される一方、航空法(空域・飛行方法)や民法(土地の管理者の許可)の規制により飛行させることが難しい環境ある。『そらチケ』では航空法上飛行禁止ではないエリアで民法上の土地(空域)利用の許可をホテル予約のようにサイト上で申し込み・決済が簡単にできるほか、ドローン飛行時には保険(対人対物最大10億円)が適用される仕組みにより安全にドローン空撮を楽しめ、そして地域の魅力がつまった絶景空撮コンテンツが自然発生的に共有される環境を提供することができる。
※航空法の範囲を超える飛行には別途国土交通省への申請が必要。