2019年8月22日、ブルーイノベーションは、台湾のドローンメーカーAEROPROBING Inc.(本社:台湾・台北市、CEO:Lance Kao、以下 AEROPROBING)と業務提携したことを発表した。

 ブルーイノベーションでは、複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのベースプラットフォームである Blue Earth Platform(BEP)を基軸に、点検、警備、物流、教育・安全、エンターテインメントの5つの分野でサービス展開している。

 特にインドアフライトの分野に強みがあり、Flyability 社(本社:スイス ローザンヌ)と連携し手動飛行によるドローン「ELIOS」を活用した屋内点検サービスを提供し、大成、東日本電信電話(NTT 東日本)と共同で、マーカーや電波を使い自動飛行を実現した屋内警備用ドローンのサービス「T-FREND」を開発し提供してきた。また、最小限のカスタマイズで素早くソリューション開発可能なインドアフライトプラットフォーム「BI AMY」を開発、倉庫内の在庫管理や棚卸といったソリューションにサービス展開している。

 AEROPROBING は、AI およびドローンのハードウェア開発に特化した台湾のドローン会社である。建設、農業、物流等の分野で商品開発を進め、ビジネスチャンスが期待できる東南アジア市場への展開を進めていく、としている。また、火山を意味する”Vulcano”プロジェクトにて、3D マッピングによる生成されたデータからの自動飛行やボール型ドローン等の開発に取り組んでいる。

 ブルーイノベーションは、今後の拡大拠点として台湾を選び、先ずは AEROPROBING と業務提携することで、日本、台湾というお互いの市場で、ブルーイノベーションは農業用・教育用ドローン、AEROPROBING は屋内点検、警備、倉庫内在庫管理といったお互いの商品やサービスを販売し、自社の事業領域を広げる、としている。