2019年7月30日、Youcan Robotics Japan (以下、Youcan Robot)は、最新式水中ドローン「BW Space Pro」の発売を発表した。

発売予定日と価額

 「BW Space Pro」シリーズは、機体性能をそのままに、4Kモデル・4Kズームモデル・FHDモデルの3つのモデルを用意。

・4Kモデル(8月8日発売):130度広角4Kレンズを搭載 価額:150,000円(税別)
・4Kズームモデル(10月発売予定):光学3倍、デジタル2倍の最大6倍のズームカメラを搭載
・FHDモデル(9月発売予定):運動性能はそのままで、FHDカメラ搭載のエントリーモデル

 Youcan Robot正規販売代理店にて順次販売を開始する。
先行予約販売サイト(一部)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07T4SVSRK/
https://store.shopping.yahoo.co.jp/niziiro-store/mt-b07t4svsrk.html
https://item.rakuten.co.jp/niziiro-store/mt-b07t4svsrk/

BW Space Pro 4Kモデル

 BW Space Pro 4Kモデルは、Youcan Robotが生産、発売した小型水中ドローン(ROV)セット。SONY製1/1.7インチCMOS搭載4Kカメラ、130度の広角レンズを採用。「100mまで潜水」「水中ホバリング」、「自動方向修正」、「自動調光」などの性能を継承しつつも着実な進化を遂げており、水中姿勢調整の面で全面的にアップグレードしている。新しい2+2構造のスラスター設計で、「垂直上下」と「仰俯角最大±45度調整・維持・推進」機能を実現した。
 動きがよりスムーズで、撮影した映像もさらに鮮明、リアルタイム映像伝送の安定性も向上した。機体操縦がより簡単になり、43×33cmのコンパクトなボディデザインで持ち運びしやすく、水中探検と水中撮影をすぐにはじめられる。海水浴、ダイビング、フィッシングなどのマリンレジャーはもとより、各種水中撮影、水中探査、水中点検、漁業、船舶、科学研究など様々な分野で幅広く活用できる。

主な性能と特徴

・手ぶれ補正機能
・仰俯角最大45度調整・維持・推進、多角度で水中映像を捉え、仰俯角度を維持したままで前後移動することもできる。高い機動性により、広い視野の水中撮影をサポート
・垂直水平2+2スラスター構造で動きがより安定
・高速、低騒音を備えたスラスターが、水中で安全かつスムーズな動きを実現
・大容量バッテリー9600mAhで、最大5時間の使用時間をサポート
・水中ホバリング。ワンクリックで深度維持したまま撮影し続ける
・最大100m潜水可能
・航空機レベルの高強度強化プラスチック材料を採用、優れた耐高圧性および耐腐食性
・APP遠隔操縦、スマホ/タブレットのリアルタイム映像伝送
・自動調光システム、 インテリジェント撮影体験
・撮影した静止画と動画をSNSに投稿、シェア
・水中ライブを楽しむ
・VRメガネをかけ、没入感のある水中体験
・酸化処理済みのアルミニウム合金材で防水性、耐海水、耐腐食性を確保
・複数のデバイスに同時に映像伝送し、そのうちの一つをマスターデバイスに設定して操縦
・付属のリールで作業後にケーブルを簡単に回収
・3段階のスピード切替え
・ケーブルにつけた「フック」を機体に装着した「リンク」にかけ、波の荒い海でも紛失のリスクを大幅に減らす
・持ち運びしやすいハンドルデザイン

クラウドファンディング「Makuake」にて目標額の500%超え
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/bwspacepro/

 Youcan RobotのBWシリーズ水中ドローンは行政、企業、教育機関から多くの相談を受けており、全国各地方で販売事業を展開するための正規代理店を募集している。(問い合わせ窓口:japan@youcanrobot.com

利用事例

1. 水中エンターテインメント
水中撮影/テレビ・各メディアでの水中映像の利用/ダイビング/ボーティング/釣り場の状況確認
2. 水中点検・調査
ダム施設、浄化槽、防波堤、橋梁橋桁付近の水中状況撮影・亀裂調査/船舶の船体、船底・プロペラ周辺の水中調査、検査/海洋港湾構造物およびダムや暗渠等の水中維持管理調査/タンク内、パイプラインやケーブルルート調査/危険水域の各種検査、異物検測/工場の排水施設の点検、調査
3. セキュリティー
ダイバー作業の撮影・観察・サポート/水中安全性の事前確認/水中建造物の構造確認/水中遠距離検査、危険品近距離検査/水中廃墟の捜査/水中証拠保全、記録/海上救援、捜査
4. 漁業、養殖
生け簀(いけす)や水族館、養殖網内での作業補助/カキやわかめなどの生育調査、確認/養殖場、水中網などの定期点検
5. 科学研究
水中環境の観測/水中生物の生態調査/海洋研究、調査、教育/氷下調査
6. 考古学
水中考古学へのサポート/沈没船調査

水中ドローンを使用するメリット

・人手不足の解消
・手ブレが少ない
・安価のため、個人・中小企業も導入しやすい
・無人機なので安全
・従来の水中調査より効率アップ、コストカットが可能

商品動画紹介