2019年7月16日、日本工学院専門学校(以下、日本工学院)とセキドは、同校の学生を中心に次世代を担う若手ドローン操縦者の育成において協力することを発表した。

 ドローンを活用した撮影が、映画やテレビCM、バラエティー番組など映像制作の現場でも幅広く普及する中、近年のドローンは機体性能が向上し、誰でも簡単に飛ばすことが出来る一方で、補助機能の限界や緊急時の対処方法を正しく理解し、自分自身の操作で飛行させる技量の習得、飛行ルールやモラルの教育といった操縦者の育成が急務とされている。

 今回の両者の取り組みでは、日本工学院 放送芸術科の学生に対し、同校が行うドローンの教育および練習に関して、セキドが運営するドローンの安全運用を支援する組織「SUSC(エス ユー エス シー)」が、教育カリキュラムの供出や技能認定を実施、正しく安全にドローンが活用できるスペシャリストの育成をバックアップする。

 初年度(2018年度)には8名の講習修了者を輩出し、実際の撮影現場でも操縦者の質の高さが好評で、今後も学生への教育を通じて映像・放送業界での安全なドローン活用の拡大に努めていく、としている。

セキド無人航空機安全運用協議会(SUSC)について

 SUSCは、ドローンの安全で効率的な運用を日本国内に啓発し、ドローンが当たり前にある社会の創造を目指し、2017年7月に設立された。同協議会では今後ドローンが活用される各専門分野に於いて、ドローン安全運用の道しるべとなるべく、日本全国での安全なドローンの運用を支援する活動を実施し、ドローン社会の発展に尽力する。
SUSCは、ドローンの講習管理を行う団体として国土交通省に登録されており、安全なドローン運用の普及促進に努めている。