2019年7月2日、水中ドローン専門ROVファンは、webショップを開設した。2016年からアメリカのBlue Robotics社のBlueROV2という機体をメインに水中調査を行い、2018年から販売代理店として機体の販売から修理、定期メンテナンスをおこなっている。
同社は同年7月にBlueROV2を専門に扱うwebショップのベータ版を立ち上げた。すでにBlueROV2を運用しているユーザーには簡単に部品の提供ができるようになり、また修理などもwebから受け付けられるようになる。
今後、水中分野へ事業に取り入れる企業や水中ドローンの導入を検討しているユーザーには、専用機へのカスタマイズから運用の講習までトータルでサポートする。同社は、これまで水中ドローンを運用してきた経験を基に、今後、水中ドローンの運用サポートを中心に展開していく、としている。

水中調査が必要な状況は、世の中にたくさんある。
例えば……
へい死魚確認など「養殖場」の確認をしたい
定置網損傷具合の点検と確認をしたい
漁礁ブロックの設置をしたい
台風被害後の水質調査をしたい
海、川、湖の生物生息状況を確認したい
各種測定器による定期的な水質確認をしたい
建築・土木
・ダムや橋などの水中部分にある構造物の様子を確認したい
・昔の配管の図面はあるが、今どのような状況にあるか調べたい
・未確認の水中遺跡調査がしたい

その他
・水辺付近で行方不明者を捜索したい
・プールの水を抜かないまま点検がしたい

こういった調査は一般的に水中向け装備をしたダイバーが行いますが、立ち入ることができるのは全体からみればごく一部であり、危険性が伴う場所、狭い場所、深い場所などは、地上のように人間が普通に立ち入って調べることはできない。
本格的な大型潜水ロボットもあるが、コスト的に使える状況は限られるため調査自体困難とあきらめてしまいがちである。しかし、「安全に手軽に安価に、水中調査をする方法」を同社の提供するwebショップにより解消することができる。

今後の展開
・7月 水中ドローンwebショップベータ版公開
・8月 正式オープン
・9月 水中ドローン(BlueROV2)の運用、メンテナンスを含んだ専門のスクールを開校
・9月 水中ドローン(BlueROV2)のレンタル開始