2019年5月27日、DaaS型ドローンソリューションによる業務の完全自動化を目指すセンシンロボティクスとドームは、スポーツ分野のドローン活用において協業に合意したことを発表した。
協業により、センシンロボティクスのドローンソリューションと、ドームが持つアスリートサポートに関する知見の相互利用が実現。スポーツ分野における新たなビジネスモデルの創出を目指す、としている。
まず第一弾として、ドームの関連会社であるいわきスポーツクラブが運営するサッカーチーム「いわきFC」(東北社会人サッカーリーグ1部所属)において、ドローン技術を活用したサッカーのフォーメーション戦術の分析を行う。試合や練習風景を上空から撮影し、これまでにない視点からプレーをチェックすることで、より高度な戦術構築や技術指導の質の向上が見込まれる。
取得できる主なデータ項目
・ピッチ全体の俯瞰映像
・ボールの動き
・選手間の距離
・状況別ポジショニング
・ゴールシーンの振り返り他
将来は、撮影した映像をデータベース化した、より高度な戦略や映像共有をしながらの戦略策定などにも対応する予定で、チーム強化のための活用だけでなく、ドローンで撮影した映像を配信することによるスポーツファンへの新たな視聴体験の提供についても取り組んでいく、としている。
協業の内容
1. スポーツの戦略的データ分析技術の共同開発におけるセンシンロボティクスのドローンソリューションと、ドームの持つアスリートサポートの知見の相互利用
2. センシンロボティクスのドローンソリューションによるコンサルティング支援
両社は、いわきFCの事例で蓄積したデータやノウハウを、他のスポーツにおける戦術策定などにも応用し、日本のスポーツ界の発展への貢献を目指す、としている。