2019年5月17日、ドローンを活用したサービス事業を企画/展開するシアンは、同社が入居する湘南ヘルスイノベーションパーク(以下「湘南アイパーク」 )にて次世代イノベーション人材育成事業として同社サービス空力車(くうりきしゃ)が目指す「バーチャルツアーを活用したQOL向上」に必要な専門スキルを有するオペレーターの育成を開始することを発表した。

 また、同時に第1期生の募集を開始。第1期の3級土曜コースが6月8日、15日、29日に開校。同じく第1期の3級平日コースが6月27日~29日にて開校する。申し込みは同社ホームページ問い合わせから。
https://cian-aviation.co.jp/works/

実施概要

 シアンは2019年(令和元年)6月8日より同社が運営する湘南DRONE STATION(ドローンステーション)にて空力車オペレーター育成スクールを開校する。

 同スクールはシアンのサービスである「空力車」の専門性の高いオペレーター育成を目指している。6月から「空力車オペレーター3級」のスクールからスタートし、段階をおきながら2級、1級のスクールを随時開校していく計画である。

 空力車オペレーターは障がい者の方々への事前のヒアリングから当日のバーチャルツアーのアテンド、撮影、ライブストリーミング、ドローン操縦といった多岐にわたる技術が必要になる。その空力車運用に必要なほぼ全ての技能を藤沢市に拠点を置く湘南DRONE STATIONで実施、同社が必要としている専門性の高いオペレーターを育成する。

 また、多様なバーチャルツアーの撮影業務に対応するために日本全国(現在4拠点を計画中)にサテライトスクールを設置、バーチャルツアーの「実地教習」を実施する。これは屋内施設や、限られた敷地内のみでトレーニングされたオペレーターのみでは現場で発生する様々な事象に対処できないといった同社の経験に基づく。

 最終的には実際の現場に限りなく近い場所で経験を積んで空力車オペレーターのライセンスを取得してもらい、業務を請け負っていただけるレベルに育成することが目的。空力車オペレータースクールは3級の基礎編からはじまり2級の実務レベルを目指す。1級は現場管理者レベル。上位の級へステップアップするためには実地研修は必須となる。

料金

3級受講:3日間、 135,000円
2級受講:3日間、 155,000円
1級受講:2日間、 75,000円
(いずれも次の段階へ進むには実地教習が必要となる。 )

講習名カリキュラム受講時間
空力車オペレーター3級【ドローン】
 基本飛行技術
 各種法令
 航空力学等
【バーチャルツアー】
 ツアーの概念
 コミュニケーション
 ホスピタリティiii
3日間+実地研修1日
空力車オペレーター2級【ドローン/ 映像通信】
 バーチャルツアー飛行技術
 各種法令
 ツアー撮影法
【バーチャルツアー】
 映像伝送基礎
 コミュニケーション術ii
 ホスピタリティii
3日間+実地研修1日
空力車オペレーター1級【ドローン】
 バーチャルツアー撮影
【バーチャルツアー】
 映像伝送応用
 コミュニケーション術iii
 ホスピタリティiii
2日間+実地研修1日