写真右から2番目がUniflyボードメンバーであるテラドローン代表 徳重 徹氏

テラドローンは大手ドローン運行管理サービス・プロバイダーであるUniflyに追加出資したことを発表した。今回、テラドローンの他にドイツ国内にて航空交通管制を行うドイツ滑空機研究所(DFS)なども新たにUniflyに投資を実施し、Uniflyはこれまでに総額21百万ユーロ(26百万USドル)の資金調達をした。

調達資金はUnmanned Traffic Management (UTM)業界における世界的リーティングカンパニーの地位確立に向けたソフトウェアの継続開発、海外販売及び組織体制の強化に使われる予定である。

テラドローン代表の徳重徹氏は「DFSはドイツ国内で唯一交通管制を行う機関であり、今回彼らが出資することにより、EU国内で特に高い基準のドイツでUniflyの技術レベルが実用レベルであることが認められた。今回の追加出資を通じてUniflyとの提携を一層強化し、より優れたUTMサービスを世界各国に提供していく。 DFSも新たに投資を実施したことは、Uniflyの実績と最先端テクノロジーが高く評価されたことを証明するものである。 」と述べた。

Unifly CEOのMarc Kegelaers氏は「数年前に我々は自社UTMプラットフォームを確固たるものとしてスケールアップしていくことを決意し、これまでドローンサービス産業における戦略的インフラ基盤の機能を提供してきた。この2年間ソフトウェア分野で協業してきたドイツ国内航空ナビゲーションサービス・プロバイダーであるDFSが出資参画するといった事実は、我々が描く戦略の成功を証明するものである。またテラドローンから追加出資を受けることができ非常に嬉しく思う。日本及びアジアのユーザー向けにより精度の高いUTMサービスを提供すべく更なる開発を進め、日本のドローン産業の発展に貢献していきたい。」と述べた。

DFSのCEOであるProf. Klaus-Dieter Scheurle氏は「DFSとUnifly社はこのダイナミックなドローン市場に何が必要かということに関して共通のビジョンを有しており、一流のUTMソフトウェアと主要な航空ナビゲーションサービス・プロバイダーである我々のノウハウを融合することは有意義である。」と述べた。