大和ハウスグループのダイワロジテックと、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、「ダイワロジテック『Intelligent Logistics Center:物流ロボット プログラミングコンテスト』」を2018年12月20日(木)から実施することを発表した。

同コンテストは、ダイワロジテックのグループ企業が運営する実在の物流施設を舞台に、物流ロボットを最適に制御するアルゴリズムを競うプログラミングコンテストである。賞金総額500万円で、国内外の開発者にプログラミング技術を競ってもらう。

エントリーの受付は2018年12月20日(木)から2019年4月20日(土)、応募の受付は2019年1月19日(土)から2019年4月20日(土)で、結果発表・表彰式を2019年6月に実施する予定である。

ダイワロジテックグループのフレームワークスが運営する物流施設「Intelligent Logistics Center PROTO 」(以下:ILCP)は、複数の荷主企業が施設を共同利用する従量課金制を導入したシェアリングモデルの次世代物流施設である。同コンテストでは、物流ロボットが多数稼働する未来の物流施設の構想に資することを目的として、ILCPにおける入荷や出荷の実績データなどを公開する。同データを利用して、物流ロボットを最適に動かすプログラムを募集する。

また、2018年12月14日(金)13:00~14:30に東京ミッドタウンで開催される2018 TRON Symposium( https://www.tronshow.org/ )の中で「大和ハウスグループセッション:「Intelligent Logistics Center 『ダイワロジテック:物流ロボット プログラミングコンテスト』」を行う。今回のコンテストの審査員長を務める坂村健をはじめ、 ダイワロジテック 代表取締役社長秋葉淳一、大和ハウス工業 東京本店建築事業部長 竹林桂太郎、 Hacobu 代表取締役社長 佐々木太郎氏が登壇し、コンテストの狙いやロジスティクスの未来について議論する。

ダイワロジテック「Intelligent Logistics Center:物流ロボット プログラミングコンテスト」開催概要

【スケジュール】
・エントリー:2018年12月20日(木)~2019年4月20日(土)
・応募期間:2019年1月19日(土)~2019年4月20日(土)
・表彰式:2019年6月(予定)

【募集内容】
フレームワークスが運営する物流施設「ILCP」の物流データ(倉庫内配置、商品情報、在庫情報、日々の入出荷実績など)を公開する。また、倉庫内に複数のピッキングロボや運搬ロボがいる状況を想定した、シミュレータも公開する。
コンテスト参加者には、在庫商品の初期配置の設定や、入出荷イベントに応じた各ロボットへの動作指示を行うプログラムを作成してもらい「賢い」プログラムを作成した方を表彰する。

【審査基準】
応募されたプログラムは、以下の観点から、審査を行う。
・出荷速度:出荷指示があった後、出荷エリアに荷物を運搬するまでの平均時間をできるだけ短くすること
・省エネ効率:ロボットの合計動作移動時間をできるだけ少なくすること
・アイデア:プログラム作成に至った着想

同コンテストでは、学生をはじめとした若いプログラマーのチャレンジを、応援している。ルールの詳細は、 コンテストWebサイト上で公表する。

【審査】
以下の審査員による審査会を実施する。
審査員長
 :坂村 健  ( INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長、 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所所長)
 審査員
 :秋葉 淳一 (ダイワロジテック 代表取締役社長)
 :浦川 竜哉 (大和ハウス工業 取締役常務執行役員 建築事業担当)
 :佐々木 太郎(Hacobu 代表取締役社長)

【表彰内容】
賞金総額 : 500万円
* 最優秀賞 300万円
* 奨励賞 200万円(総額)※奨励賞の金額、本数等は審査会にて決定する。

【応募方法】
同コンテストに応募するためには、コンテストサイト( https://daiwalogitech-contest.jp )に設置したフォームからエントリーを行う必要がある。エントリーがない場合は、応募することができない。
エントリーを行うと、コンテストのルールや、倉庫図面・物流データをはじめとした参加者向けのリソースにアクセスすることができる。またコンテストWebサイト上で、Q&Aも受付ける。
プログラムの応募も、コンテストWebサイトからオンラインで行う。応募の際には、プログラム本体以外に、開発したプログラムに関するコンセプトシートも提出する。同コンセプトシートも、審査の対象となる。

【応募資格】
*同コンテストの応募規約に同意した場合のみ応募できる。
*個人、グループ、法人を問わず、どなたでも応募可能である。
*国籍、年齢、居住地等の制限なし。ただし、未成年の方が応募する場合は、保護者の許可を得ること。
*ひとりの応募者(グループ、法人を含む)で、複数のプログラムの応募が可能。また、応募者は、複数のグループに所属することが可能。

【応募条件】
*コンテストWebサイト上で提示されたルールに従ったプログラムであること。

コンテストWebサイトURL
https://daiwalogitech-contest.jp/