2018年10月25日、DRONE FUNDは、世界最大級のドローン向けクラウドサービス Drone Deploy(米・シリコンバレー)へ投資を実行したことを発表した。

 Drone Fund(正式名称:千葉道場ドローン部 2 号投資事業有限責任組合)は、Drone Deploy(DroneDeploy Inc.)に、$1.6 million の出資を実行した。DroneDeploy は、2018年6月に実施した、シリーズCの資金調達で$25 millionを調達している。今回はシリーズ Cの追加ラウンドとして、Drone Fundの投資が実現した。同社としては、シリコンバレー企業への投資は初めてである。

 Drone Deployはドローンで取得したデータを誰でも、どこでもアクセスできるようにすることを使命としている。Drone Deploy が開発したソフトウェアは、農業や建設、測量、屋根点検などの分野を中心に、180カ国以上で使われてきた。Drone Deployのソフトウェアの強みは、ドローンの飛行管理や地図作成、分析、共有などをクラウドで行えることである。日本市場における可能性としては、人口減少社会における生産性向上への貢献が期待される。

 DroneFundは、ドローン関連のスタートアップに特化したファンドとして千葉功太郎氏により設立。2号ファンドでは、「ドローン前提社会」と「エアーモビリティ社会」の実現をテーマにグローバルな投資活動を行っていく、との方針を示した。