2018年9月25日、Drone Fundは新執行体制になることを発表した。

新執行体制の概要

・ファンド代表千葉一名体制であったところを大前創希氏の参画により、代表二名体制に強化。
・アドバイザリーボードメンバーの高橋伸太郎氏が最高公共政策責任者としてコミットメントが決定。

 Drone Fund は、Drone Fund2号ファンド設立とその先の「ドローン前提社会」「エアモビリティ社会」の到来に向けて、組織体制の強化を行う。これまでアドバイザリーボードメンバーであった大前創希氏を創業者の千葉功太郎氏と同格の共同代表として執行権限を付与することになり、高橋伸太郎氏を最高公共政策責任者としてパートナーに迎え入れた。

 大前氏は、長年の経営者としての経験とデジタルマーケティングに精通した知識に加え、ドローンに関して空撮のみならず“地方創生”の視点で多くの自治体に関わってきた経験がある。それらを投資先企業の経営的支援、マーケティング的支援、及び地方の課題と企業を結ぶ事を中心に活かし、共同代表パートナーとしてDroneFundの今後の経営基盤を強固なものにするべくリーダーシップを発揮していく、としている。
 高橋氏は、政治家・経営者・専門家などを対象とした、コミュニケーションやイメージ戦略における調査分析、戦略策定の経験を活かし、アドバイザリーボードメンバー時の公共政策活動をさらに強化する。また、Drone Fund の最高公共政策責任者として、公共セクター向けの政策アドイバリー、投資先の成長戦略支援を行い、ドローンやエアモビリティにおける法規制の政策提言をリードし、ドローン産業の発展を促進していく、としている。

 パートナー4名の新役名は以下の通りである。

千葉 功太郎氏
創業者/代表パートナー
Kotaro Chiba
founder/ Managing Partner

 慶應義塾大学環境情報学部卒業後、リクルート(現 リクルートホールディングス)に入社。2000年よりサイバードでエヴァンジェリスト。2001年にケイ・ラボラトリー(現 KLab )取締役就任。2009年コロプラに参画、同年12月に取締役副社長に就任。採用や人材育成などの人事領域を管掌し、2012年東証マザーズ IPO、2014年東証一部上場後、2016年7 月退任。
 現在、慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム 上席所員、国内外インターネット業界のエンジェル投資家(スタートアップ52社、ベンチャーキャピタル31ファンドに個人で投資)、リアルテックファンド クリエイティブマネージャー、Drone FundGeneral Partnerを務める。

大前 創希氏
共同創業者/代表パートナー
ビジネス・ブレークスルー大学大学院 教授
ドローングラファ
Soki Ohmae
Co-founder/ Managing Partner
Professor of Business Breakthrough University
Dronegrapher

 2002年にクリエイティブホープを創業し、戦略面を重視したWebコンサルティングを展開。Web戦略の立案・ブランディングから、アクセス解析に基づく科学的サイト分析、Web サイトの設計・構築・運用に至るワンストップサービスを立ち上げ、自らも Webコンサルタントとして数々のナショナルブランドや国際的な企業・団体の大規模 Web サイトを成功に導く。2009年4月には、アクセス解析の協議会「アクセス解析イニシアチブ」の立ち上げに参画し、副代表を務める。2014年よりドローングラファ(商標出願中)として活動。2016年3月ドローンムービーコンテスト2016準グランプリを受賞。2016年5月ドローン・エモーションに投資家として参画。2017年5月Drone Fundアドバイザリーボードに就任。2018年3月~8月に放送された読売テレビ・ドローン絶景紀行の総合監修を担当。現在は、クリエイティブホープ 代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学/大学院 教授(専門はデジタルマーケティング)。

高橋 伸太郎氏
パートナー/ 最高公共政策責任者
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師
Shintaro Takahashi
Partner/Chief Public Policy Officer
Project Assistant Professor Keio University

 ドローンやエアーモビリティに関する分野では、産業構想やルール形成などの公共政策活動、操縦士・運航管理者を育成するための教育プログラムの開発、公共セクター及び産業セクターにおける実証実験・社会実装の推進などを中心に活動を展開。
 現在は、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師、ドローン社会共創コンソーシアム事務局長、日本 UAS 産業振興協議会公共政策担当ディレクター、デジタルハリウッド大学研究員などを務める。

舟波 大地氏
パートナー/ 最高財務責任者
公認会計士
Daichi Fuananami
Partner/Chief Financial Officer
C.P.A

 大学在学中に公認会計士試験 2 次試験に合格。大学卒業後、監査法人で4年間監査業務に従事したあと、監査法人を退所しスタートアップ支援業務に従事。2017年3月にDrone Fund構想中の千葉と出会い、Drone Fundの立ち上げ期よりDrone Fundに参画。2018年1月よりDrone FundのCFOに就任。