2018年7月19日、テラドローン株式会社は、東京電力ベンチャーズ株式会社、株式会社ゼンリンが取り組む「ドローンハイウェイ構想」の技術検証において、2018年3月、東電グループと協力し、無人航空機運行管理システム「Terra UTM」をベースに新機能を開発し、送電設備に取り付けた気象観測機器からの取得を想定したデータを利用し、ドローンの自動飛行制御を実施した。

実証実験の内容

(1) 気象観測データと「Terra UTM」との連係

送電鉄塔に取り付けた気象観測機器から取得したデータを加工し、無人航空機運行管理システム「Terra UTM」に連係した。

(2) 気象観測データを用いたドローン飛行制御

「Terra UTM」上で気象観測データが予め設定した閾値を超える強風として認知した場合、「Terra UTM」を用いて所定の退避エリアまでドローンを自動的に退避させた。

実証実験の成果

 本実験の成功により、「東京電力グループが保有する送電鉄塔に取り付けた様々なセンサ等によりドローンが飛行する空域の安全性を高める」という「ドローンハイウェイ構想」の重要なコンセプトの有効性、並びに「Terra UTM」が同構想における基盤として貢献でき、さらにその拡張性も実証された。