2018年6月29日、企業・自治体向け業務用ロボティクスソリューションを提供するブイキューブロボティクスは、Eight Roads Ventures Japan、グロービス・キャピタル・パートナーズ(既存株主)、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ及びDrone Fundを引受先とした第三者割当増資等により、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表した。グロービス・キャピタル・パートナーズは、2016年5月の初回投資に続く追加出資となる。
 また、2018年7月1日より、社名をブイキューブロボティクスから「センシンロボティクス(SENSYN ROBOTICS)」へ2018年7月1日付けで変更する。

 労働力不足、災害対策、高齢化などの社会課題に対して、ドローンをはじめとするロボティクスソリューションへの関心・ニーズは年々高まりをみせており、ドローンビジネスの市場規模は2022年には2017年度の5.2倍(2,621億円)に上ると予測されている(※1)。 政府も「Society 5.0」を掲げ、経済発展と社会課題の解決の両立を方針に定めるなか、ブイキューブロボティクスは、「ロボティクスの力で、社会の「当たり前」を進化させていく。」をビジョンとして、日本の社会が直面する社会課題に応えていくとの展望を示した。今回新たに調達した資金を活用し、更なる事業拡大のためのサービス開発投資・人員増強を行い、事業成長の加速を実現していく。
※1 インプレス総合研究所調べ

引受先(4社)

・Eight Roads Ventures Japan
・グロービス・キャピタル・パートナーズ(既存株主)
・伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
・Drone Fund

これに併せて、ブイキューブロボティクスは、「センシンロボティクス(SENSYN ROBOTICS)」へ社名を変更する。

新しいロゴ

 「センシン」は、「先進」・「専心」・「潜心」の意味を持ち、「SENSYN」は、 「 Sen se(感知する・理解する)」と「 Syn chronize(同期させる・共に進む)」の組み合わせで共創・協働の意味を持つとともに、我々のソリューションの基本となる「 Sen sing(感知・検出)」と「 Syn chronization(同期・同調)」の組み合わせの意味を持つ。 新たな社名は、目の前に差し迫った社会課題と顧客課題に対して、会社や分野の壁を越えて先進技術を結集し、ロボティクスの力でチャレンジし、課題の抜本的解決を実現するソリューションをいち早く提供する、そのような決意が込められたものである。

 ロボティクスソリューションが日常の中で当たり前のように活用されている世界を実現し、国内のみならずグローバルな市場においても、圧倒的な効率化や安全性の向上を実現していくことで社会課題と顧客課題に応えていく。

センシンロボティクス(旧社名ブイキューブロボティクス)について

 2015年10月の設立以降、ドローンなどのロボティクス技術と先進技術を組み合わせた業務用ソリューション事業を展開している。特に、自動化/汎用化の取り組みを推進していくことで、省力化・無人化も含めた新しい業務のあり方・実現の仕方を提案し、日本が直面している社会課題に応えるとともに、課題先進国である日本で培った多彩なソリューションを世界に向けて発信していく。
URL: http://www.sensyn-robotics.com

会社概要

会社名 株式会社センシンロボティクス
英字社名 SENSYN ROBOTICS, Inc.
住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-8-7 第27SYビル5階
設立日 2015年10月
役員 代表取締役社長:出村 太晋
      取締役:乾 隆一
      取締役:船津 宏樹
      社外取締役:間下 直晃
      社外取締役:湯浅 エムレ 秀和
      社外取締役(新任):深澤 優壽
      監査役:眞鍋 伸吾
事業内容 産業用ドローン等を活用した業務用ロボティクスソリューションの提供
URL http://www.sensyn-robotics.com

主要サービス

◎リアルタイム映像コミュニケーションサービス
 ドローンで撮影している映像を、遠隔かつ複数の拠点でリアルタイムに共有し、コミュニケーションを取ることができるサービスである。災害発生時や設備点検等の際、現場に赴くことなく、リアルタイムに現場の様子を確認することができるため、即時に状況把握、意思決定することが可能である。

◎トータルソリューションサービス
 ドローンの機体や搭載するカメラ、それらの定期メンテナンスや部品交換、万一の際に備えたドローン保険など、ドローンの業務活用導入に必要なものを全てパッケージ化したサービスである。リアルタイム映像コミュニケーションサービスや接続用の通信機器なども含まれている。ドローンの機体や搭載するカメラは、活用シーンに合わせて最適なものを提案する。

◎太陽光発電施設点検パッケージ 「SOLAR CHECK」
 自動航行機能を用いたドローンによる太陽光パネルの撮影と、ディープラーニングを用いた画像認識・解析による異常箇所(ホットスポット)の特定、点検結果のレポート作成までの一連の作業の自動化を行うことのできる点検パッケージである。
 従来の点検手法より、短時間で精度の高い点検作業を実施することができるサービスである。