「PD6B-Type II」

 2018年5月3日、株式会社プロドローンは、飛行範囲事前設定型の安全装置PSU(Parachute Safety Unit)を標準装備した大型の新プラットフォーム機「PD6B-Type II」を開発したと発表した。本機は、現地時間2018年5月1日から3日まで米国デンバーで開催していた世界最大規模のUAV展「Xponential 2018」にて展示した。

 「PD6B-Type II」は、飛行範囲事前設定型の安全装置PSU(Parachute Safty Unit)を標準装備した大型の新プラットフォーム機。予め設定した飛行範囲や高度を逸脱した場合に、自働でパラシュートを開傘させ安全に着陸させることが可能である。

 また大きなペイロードをもつ大型機でありながら、新たに設計されたローターアームにより、コンパクトに折りたたむことが可能で可搬性に非常に優れている。隣合わせたモーターの取り付け向きを反対にすることによって、広げたときにプロペラがラップしないレイアウトを採用している。そのため従来の大型6枚機に比べ軸間距離が短くなり、推力性能はそのままに省スペース化が実現した。

 モーターバッテリーは、機体のフレームから隔離されたバッテリーボックスにワンタッチで収納でき、バッテリー交換の利便性向上を図られている。さらには、バッテリーボックスを独立させることにより、ユーザーの作業仕様によりバッテリーの取り付け位置を自由に変更することが可能となっている。

[PRODRONE]PD6-Type II: PD-Heavy