2018年4月24日ルクレは、国内シェアNo.1(※1)の電子小黒板アプリ『蔵衛門工事黒板』に、DJI製ドローンを操縦し電子小黒板入り工事写真を空撮できる機能を搭載した『蔵衛門工事黒板 Drone』のプロトタイプ版(以下、プロト版)を開発し、モニター試用を希望する現場を募集することを発表した。
 iPhone/iPadに本アプリをインストールすると、DJI製ドローン「Phantom」や「Mavic」を使用して、現場空撮と電子小黒板を合成し撮影することが可能となる。さらに、ドローンで撮影した空撮写真も地上で撮影した工事写真と同じように台帳へ自動保存でき、撮影後の写真管理の負担を軽減する。モニターへの応募は、業種問わずウェブページから受け付ける。

『蔵衛門工事黒板 Drone』プロト版モニター申込フォーム
http://www.kuraemon.com/drone/

*画像はイメージ

i-Constructionを推進する"電子小黒板"と"ドローン"

 国土交通省が進めるICTでは、情報通信技術の全面的な活用を掲げ、建設生産システム全体の生産性向上を図っている。土木分野では、測量におけるGPSやドローンの活用が普及しつつある。また、建設業界全体で、デジカメに代わりスマートフォンやタブレットで電子小黒板入りの工事写真を撮影する現場も急速に増加しており、2020年には2人に1人の現場監督が電子小黒板を使用すると考えられている。
 工事写真の撮影・管理は、発注者への施工状況の報告や、工事の品質を証明するために欠かせない作業である。ダム、橋梁、トンネル 高層ビルなど、危険を伴う場所での工事写真撮影において"電子小黒板"と"ドローン"という注目のICT技術を活かした『蔵衛門工事黒板 Drone』は、現場の安全確保・業務効率化に大きく役立つ。

電子小黒板入り工事写真を空撮できる『蔵衛門工事黒板 Drone』

 『蔵衛門工事黒板 Drone』プロト版は、ドローンで空撮した工事写真に電子小黒板を写し込めるアプリだ。アプリ上で電子小黒板を作成後、ドローンのコントローラにiPhone/iPadをセットしてドローンを飛行し、電子小黒板入りの工事写真を空撮することができる。撮影後は、写真を台帳へ自動保存することが可能である。また、JACICの改ざん検知機能を搭載しているので公共工事の提出にも利用できる。

モニター募集の概要

 『蔵衛門工事黒板 Drone』プロト版を使用し、電子小黒板入り工事写真の空撮を試したい現場を募集する。DJI製のドローンを所有する現場には、アプリを無償で提供する。ドローンをお持ちでない現場には、貸出も行う。お申込みは、専用のウェブページで受け付ける。

・応募期間:2018年4月24日(火)~5月24日(木)
・応募対象:ドローンの飛行が可能な工事現場(業種は問いません)
・試行期間:2018年7月~9月(予定)
・試行現場数:全国10ヵ所
・試行現場発表:2018年6月4日(月)

▼『蔵衛門工事黒板 Drone』プロト版モニター申込フォーム
http://www.kuraemon.com/drone/

※1 出典:(株)テクノ・システム・リサーチ
※2 蔵衛門はルクレの登録商標です
※3 その他記載されている会社名および製品名は、 各社の商標または登録商標