2018年2月28日、株式会社Liberawareは、日本初のドローンスタートアップに特化した専門ファンドDrone Fund、株式会社ORSO、株式会社Aerial Lab Industriesを引き受け先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を完了したと発表した。

 現在小型産業用ドローンは、これまで人の手によって行われていた狭所空間の点検業務における工数の削減や作業者の精神的負担を軽減する、といった効果が期待されている。特に床下や天井裏・配管路など、従来型ドローンの位置特定に必要なGPS(衛星測位システム)が取得できない場所での活用に対するニーズは高く、効果的なソリューションが必要である。

 このような背景からLiberawareは非GPS環境に対応した小型ドローンの開発に着手し、自己位置推定を可能にするSLAM 技術と、ロバスト性に優れた小型ドローンの開発に至った。この小型産業用ドローンを活用することで狭所空間でのインフラ点検の実現が可能となる。

 今後はのDrone Fund、ORSO、Aerial Lab Industriesからの資金調達を通じて、産業向け小型ドローンの開発と、関連するソフトウェアの開発を行うことで、更なる技術革新を目指すという。