NTT-ATシステムズとアイ・ロボティクス(iROBOTICS)は、2017年12月13日、ドローンを活用したレスキュー支援システムの共同研究を開始すると発表した。

近年、山岳遭難や広域災害発生時において、ドローンの活用により、人では到達が困難な領域であっても安全かつ迅速な情報収集が可能になることが期待されている。

今回の共同研究では、マルチコプターが発生する高騒音のもとにおいても、被災者や遭難者の助けを求める声を聞こえやすくする「ノイズキャンセラー」の実用化や、大量の空撮画像を用意な操作で高速解析する「分析ソフトウェア」の開発などが計画されている。

NTT-ATシステムズは、NTTグループの保有する音声信号処理技術をはじめとする先端技術やソフトウェアシステムのインテグレーション技術によって課題解決を図り、iROBOTICSは、ドローンに関する技術とドローンを活用した山岳捜索事業で得た知見を提供する。2017年12月15日から2018年3月末にかけて、茨城県河内町のドローンフィールドKAWACHIにて実証実験を進める予定だ。

実証実験を行うドローンフィールドKAWACHI