クリーク・アンド・リバーは、2017年10月4日に、ドローン撮影や検査業務をワンストップで全国的に提供するドローンサービスを開始した。

クリーク・アンド・リバーは、映像制作会社として、日本全国に約200あるテレビ局とのネットワークを持ち、テレビ番組やCM制作など多くの映像撮影実績がある。また、ドローンパイロットやエンジニア、空撮を熟知したカメラマンやディレクターなど600名以上をネットワークしており、すでにテレビ番組におけるドローン撮影などを行っているという。

同社によると、地方テレビ局のドローン所持率は約30%と比較的高く、ドローンを活用した情報発信を検討している地方自治体も数多く存在しているが、地方における連携や全国の二ーズが把握できていないため企画が進展していない事例が散見されるという。一方で、首都圏ではドローンの番組企画はあるものの、地方のテレビ局や制作会社、自治体の情報や連携不足のために、同じく実現していないプロジェクトが多数存在しているという。

クリーク・アンド・リバー、ドローン撮影や検査業務をワンストップで提供――全国約200のテレビ局と自治体へ提案 クリーク・アンド・リバー社のドローンサービス
クリーク・アンド・リバー社のドローンサービス

これらのミスマッチを解決するために今回提供されるドローンサービスでは、映像の企画・制作から、撮影・中継・編集・3D(三次元)化だけでなく、地方自治体や大学などとの連携までを総合的に行う。

全国包括許可証を取得し、損害賠償保険にも加入しているほか、特殊な使用状況における法的手続きなども代行する。さらに、パイロットや安全運航管理者を育成する講座を開講しているほか、ドローン関連の人材紹介サービスなども展開しているという。

同社では、今後1年間で、ドローンを活用した空撮だけで200件以上の受注を目指しているとしている。