株式会社ブイキューブロボティクス・ジャパンは、 2017年9月15日(金)、H3 Dynamics社の提供する全自動運用ドローンシステム「DRONEBOX(ドローンボックス)」を使った世界初となる商用サービスの提供を開始することを発表した。それに伴い、10月にDRONEBOXの試験飛行を宮城県仙台市にて実施する。
DRONEBOXは、 ドローン機体に加えて、 自動離着陸や自動充電、自動データリングを可能としたドローン基地システムだ。

DRONEBOX 外観

あらかじめ設定されたルート・スケジュールに基づいた定期自動巡航や、 画像・映像の撮影が可能になる。 そのため、大規模な工場の巡回や設備の点検などにおいて、 人が現地に赴くことなく自動的に業務を遂行することができる。さらに、様々なアプリケーションと組み合わせて、業務を自動遂行することができる点も特徴的だ。

DRONEBOXの特徴

リアルタイム映像コミュニケーションサービスや画像認識・解析サービス等と組み合わせることで、業務の幅の拡大を実現。更に、 DRONEBOX本体に組み込まれたコンピュータは、 ドローン機体が取得したデータの一次処理を行い、 クラウドと連携して詳細に解析するなど、 高度な情報処理を可能にしている。

DRONEBOXから飛行したDRONEの様子

 基本月額利用料は、70万円~+初期費用。ただし、セットするドローン機体の機種、 搭載されるカメラ・センサー、 画像認識等の追加機能の有無、 設置場所や環境等によって費用は異なる。

 このサービスの提供開始にあたり、 株式会社ブイキューブロボティクス・ジャパンは、仙台市にてDRONEBOXの試験飛行を実施する。 自動離着陸、 自動充電など、 全自動運用ドローンシステムであるDRONEBOXの基本機能を使用し、 設備点検や災害時の活用を想定した試験を行う予定だ。