M-SOLUTION株式会社は、2017年8月24日、ドローン総合管理サービス「Smart at drone」をバージョンアップしたことを発表した。また、今回のバージョンアップにあたりDJI社のドローンに対応したことで、Smart at droneは、流通しているドローンの9割以上に対応することが可能になった。

 M-SOLUTION株式会社は、ソフトバンク・テクノロジーグループ(以降、SBT)のIoTアプリケーション開発企業。今後社会へ急激に浸透が進んであろうロボットやドローン分野において先陣を切り、 IoTアプリケーションの開発とコンサルティングを通じて顧客のビジネス拡大や業務支援に貢献し、豊富な実績を持つ。

 今回M-SOLがバージョンアップを発表したSmart at droneは、「簡単操作でドローンの活用を」をコンセプトに、 農業における農作物の生育状態の確認や、 建築業における建物や道路の検査など幅広い分野で、 ドローンによるデータ分析やドローンの管理作業を効率化する総合管理サービスである。
 Smart at droneを使用することによって、撮影した動画と航路情報を取り込み、 動画と航路を同時に参照しながら、 気になる箇所をクリッピングしてコメント入力が可能。 更にそれを簡単にレポート化して、 クラウド上で共有することもできる。このような基本機能に加え、この度のバージョンアップにより、以下のような新たな機能が搭載された。

①技術者以外でも簡単にドローンの航路を設定可能な「自動航路生成」機能
自動航路始点と航行範囲の4点を指定することで、 自動で航路を設定することができる。 高度、 速度、 航行密度もカスタム可能。

②セキュリティの強化
サイバートラスト株式会社)の電子証明書を利用したセキュリティ強化「デバイスID認証」を実装。デバイスID 特定のPCからしかSmart at droneを使えないようにすることで、 セキュリティを強化する。

③拡大表示
動画の一部分を拡大して表示することができる。

④全画面表示
サービス画面の枠内だけではなく、 全画面表示で動画を表示できる。

⑤DJI提供のドローンに対応
無人自動空撮システムの世界シェアNo,1のDJIが提供するドローンに対応し、 市場に流通するドローンのうち、 およそ9割の機種で利用可能となる。 DJIのドローン操縦アプリ「DJI GO」、 「DJI GO 4」に対応し、 飛行航路データをSmart at droneに取り込み、 動画とセットで航路情報の表示ができる。

SBTは、これらの機能の中でも、「自動航路生成機能」により誰でも簡単に操縦ができる点や、「デバイスID認証」を利用してセキュリティを強化した点、更に、DJIと提供したことで、流通しているドローンの9割以上に対応することが可能になったことなどを、今回のバージョンアップの注目ポイントとして挙げている。